見出し画像

便秘がおこる4つの流れ

こんにちは!

体調不良・病気で苦しむ人を1人でも減らしたい
東大薬学部卒アンチエイジングアドバイザー
福嶋大介です。

今回は「便秘がおこる4つの流れ」について記事を書いてみました。


●食べ物が排泄される流れ


食べたもの

消化されて

血液の中へ吸収または、そのまま便として排泄

ここがスムーズにいけば排泄もきちんといきます。

原因、便秘レベルを4つに分けてみました。

●まず消化されるのに必要なものたち


1腸内細菌:
腸内フローラは食物の分解、有害物質の排出、ビタミンの合成など、多岐にわたる重要な役割を果たしています。

腸内細菌自体を増やすのが乳酸菌を入れる行為。
その乳酸菌のエサをいれるのが食物繊維やオリゴ糖になります。

2. 消化酵素:
唾液、胃液、膵液などに含まれる酵素が、食物の分子をより小さな成分に分解し、吸収しやすくします。

3. 胆汁:
肝臓で作られ、胆のうに貯蔵される胆汁は、特に脂肪の消化と吸収を助けます。胆汁酸は脂肪を乳化し、消化酵素が作用しやすいようにします。

4. 水:
水分は消化過程全体で重要な役割を果たし、食物のすべりを良くし、適切な便の柔軟性を保つのに役立ちます。

5. 良質な油:
オメガ3脂肪酸などの良質な油は、腸の動きを滑らかにし、便通を促します。

これらの要素が適切に機能することで、食物の消化と栄養の吸収が効率的に行われ、消化系の健康が保たれます。

●便秘レベル1: 食べたもので詰まっているだけ


<主な原因>
○水分不足
十分な水分を摂取していないと、大腸で水分が吸収されて便が硬くなる。

○脂質不足
適切な量の脂質は腸の動きをスムーズにし、便の通過を助ける。

○食物繊維不足:
野菜、全粒穀物などの食物繊維が不足していると、便が硬くなりがち。

○消化不良:
過食や急いで食べることで消化がうまくいっていない。消化酵素、胆汁などの分泌、生成が追いついていない。

○炭水化物の過剰摂取:
特に精製された炭水化物は腸の動きを遅くする。

○腸内細菌の乱れ
腸内細菌を整えることで腸内活動を整えてくれます。

●便秘レベル2: 錆びている


 
○添加物や化学物質:
食品添加物や処理された食品が腸の動きを悪化させる可能性がある。

○抗酸化物質不足:
抗酸化物質が不足すると、体内の酸化ストレスが増加し、消化器系の健康が損なわれる。

○重金属の蓄積:
環境汚染物質や一部の魚介類からの重金属摂取が便秘を引き起こすことがある。

○脂溶性毒素の蓄積:

脂肪組織に蓄積した毒素が腸の動きに影響を及ぼす。
例) ビスフェノールA(BPA)やフタル酸エステル
→プラスチック製品に入っており内分泌撹乱化学物質(EDC)として知られ、ホルモン機能に似た作用を持ちます。
これが脂肪組織に蓄積されると、代謝や消化器系の健康に影響を与える可能性があります。

特に酸性が高い食品や脂肪分が多い食品では化学物質の移行が促進されることが知られています。
プラスチック容器を加熱するとさらに溶け出す可能性が指摘されています。

●便秘レベル3: 自律神経異常、ホルモンバランス異常


○自律神経の乱れ:
ストレスや不規則な生活が原因で自律神経が乱れると、腸の動きが悪くなる。

○インスリン抵抗性:
高糖質の食生活が続くと、インスリン抵抗性が高まり、代謝異常が起こる。

●便秘レベル4: 腫れている


○リーキーガット(腸漏れ症候群):
腸のバリア機能が低下し、不要な物質が血液に漏れ出る。

○過敏性腸症候群(IBS):
腸が過敏になり、便秘や下痢を引き起こす。


●まとめ


便秘は一つの理由ではなくて
複合的な理由が考えられます。

食べているものを見直す
必要な栄養素を補う
自律神経の乱れ、ホルモンバランスを整えるために体目線でのストレスを減らす
など

今日からできることをやっていきましょう。

以上です。

福嶋大介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?