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僕の障害について

改めて僕が診断されている「双極性障害」という病気について書こうと思います。

双極性障害は元々、躁うつ病と呼ばれていたもので躁と鬱の状態が出る脳の障害です。僕の双極性障害は「双極性障害 Ⅱ 型」と言われるもので、躁状態はそれほど大きく出ないものと言われてます。

診断を受けてもうすぐ8ヶ月くらいになりますが、時間が経つごとに過去の自分の行動パターンや思考がおかしかったことにどんどん気付いていきます。

いわゆる躁鬱は、「躁」はテンションが上がってしまって向こうみずな行動をしてしまう、非現実的な言動で人間関係を壊してしまうなどの行動があったり、「鬱」は鬱状態になってしまい働けなくなったり、日常生活が困難になり生きること自体が苦しくなってしまうことです。

医者の診断では、おそらく20年くらい前から僕の双極性障害は発症していたとのことです。もちろんその当時はその時の自分が正しいと思ったことをしたり、考えたりしていたのですが、まさか障害だという自覚もなかったので、人生がおかしな方向に進んでしまう事が多々ありました。

自分がそういう脳の障害だと気づかずに生きてきましたが、突発的な行動や、突拍子も無い言動で、きっと迷惑をかけてしまった人もたくさんいたと思います。当時の人間関係もリセットしてしまった人もいますが、不快な思いをさせたり、振り回してしまった皆さん本当に申し訳ありませんでした。
(人間関係のリセット癖も双極性障害にありがちだそうです)

今やっと医者に診てもらって、自分がこういう障害なんだと受け止められるようになってきました。通院して服薬することで多少は調子は落ち着くようになりましたが、まだ時々鬱になってしまってあまり動けないこともあります。

そんな中で日常生活を維持することはとても困難で、僕はこれまでの不遇な状況からPTSD(心的外傷後ストレス障害)も併発しているので、医者のアドバイスをもらって障害者手帳を申請したり、障害年金も受給することにしました。

年金や手帳と言うと少しオーバーな対応と思う部分もありますが、これはあくまで僕の命を守るためであって、これ以上悪化させずに治療していくために必要な手立てです。実際に経済的な困難がかなりあるのが実情です。

そういう状態でのアーティスト活動も大変なのは分かってますが、無理のないように続けていこうと思ってます。今も普段は絵を描くことをこれまで通りにやってます。

双極性障害は生活そのものが困難な障害ですが、なんとか生きていくために困った時は皆さんに助けてもらえると嬉しいです。以前に比べたら少し元気がなくなってしまいましたが、諦めずに治療に専念して絵も描いていきます。また元気に活動できる日が来ることを信じてます。

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