【流石】高校二年生の妹が学校で受けた保健体育の授業をぶった斬った話。
導入
私には高校二年生の妹がいる。
部活に一生懸命な私の妹は決して勉強は得意ではない。しかし、たまに聞く妹の本質を突いた発言は感心することがある。
ことの発端は妹が持って帰ってきたメモ帳
妹は保健体育の授業で写真のメモ帳をもらってきた。「この一瞬で人生崩壊」という衝撃的なメッセージと共に描かれた絵。
痴漢に遭ったら我慢しないで、という内容を授業で受けたらしい。
私が高校生の頃は、簡単な性教育は受けたが痴漢に関する授業は受けたことがなかった。
高校も少しは役に立つことを教えるようになったんだなぁと私は思った。
しかし妹はなんだか不満そう。
「どうしたの?」
「だってこの授業、女の子だけで受けたんだよ!男の子が受けなかったら意味ないじゃん!男子だって痴漢されるかもじゃん!」
確かに。
良く気付いた。
兄は感心したぞ。
私も中学の保健体育の授業は男女別で受けた(高校は男女一緒で受けた)。確かに痴漢される側は女性とは限らないよね。男子にもこの授業は受けさせた方が良いよね。性教育をなぜ男女別でやる必要があるのかと疑問に思ってきたが、私はそれには気づかなかった。
妹の言葉には本質を突くものがある。
妹の言葉の背景には日本の性事情の事実が浮かび上がる
なぜ、保健体育の授業は男女別で行うのだろうか。男性も女性の生理について知っておくべきだと思うし、女性も男性の生理現象は知っておいても良いはずだ。
性=隠すもの
というなんとなく常識になっているものは、学校教育のこうした小さな区別から来ているのではないだろうか。
ちなみに、母も保健体育の授業は男女別で行ったそうだ。ちなみに女子の場合、生理ナプキンをもらって帰るらしい。
ナプキンを受け取る時に、男子に見られるのがなんだか気まずくなったのは母も妹も同じだったそうだ。
こうした話は既に何度も議論されており、またブログで取り上げている人も多い。
またか、と思う読者もいるかもしれない。
しかし今回は妹に花を持たせたいというか、投稿したくなったので投稿する。
妹に拍手。
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