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NPOコンサルタントの働き方月次レビュー(2021年4月分)

こんにちは。GWもあっという間に終わりましたね。基本的に楽しくて好きな仕事ばかりさせてもらってて幸せな仕事ライフを過ごしていますが、それでも休みは休みで楽しくて終わってしまうと「全然足りないな―」と思います。まぁ一生懸命働くからこそ休みも楽しいものだ!と気持ちを切り替えてまた張り切って働きたいと思います。ということで、4月の振り返りです。

4月の仕事の振り返り

稼働時間推移

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業務内容内訳推移

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業務内容の予定と実績

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4月は稼働時間合計が138.5hとなりました。3月が183.8hでしたのでかなり減りましたね。予定していた147.3hよりも少ない着地だったことと合わせても少し余裕のある働き方に戻りました。だいたいこれぐらいのペースで働いていけると丁度良いなと思います。ただ、予定していた通りになったとか、意図してコントロールできた結果というよりは「たまたま少なめの稼働時間で着地できた」という感覚もけっこう強いです。元々4月に予定していたけれど5月以降に延期になった案件が複数あり、その一方でその空いた時間には新しく問い合わせなどをいただき、日々の目の前のタスクをひたすらこなしていたらいつの間にか1ヶ月が過ぎていた、という状態です。日々タスク管理をしながら進めているからこそ、新しい想定していなかったタスクがたくさん発生しても、それほど無理せずに回すことができていた、とも考えられるのですが、自己コントロールの結果であるという感覚自体は薄くて達成感があまりないのが残念なところ。

クライアント都合でスケジュールがズレるなどして空いた時間をもう少し意図的に使えるようになればこのコントロール感はもう少し増すのかなと振り返りというか仮説まではできているので、5月以降で試していきたいです。

案件状況

3月にいくつかのコンサル案件が終了しましたが、ありがたいことに4月から新しい案件が複数始まっています。
テーマは、

「ボランティア・マネジメント」「Webマーケティング」「中期事業計画策定」

とバラバラです。様々な案件でご依頼いただけるのはありがたいことです。そんな中でも「中期事業計画策定」についてはニーズが増えてきていることを感じていますので、この点については後述します。

また、4月になって2021年初めての東京での仕事がありました。NPOサポートセンターさんで始まった「中期事業計画作成ゼミ」の研修講師です。とはいえ、現地受講は少数のみでオンラインで受講してくださっている方が多いのですが。

5月、6月もNPOサポートセンターさんでの講師業で月2回ペースぐらいで東京に行く予定ですが、コンサルティングなどの個別伴走案件については引き続きほぼすべてオンラインです。すっかりこの一年で在宅勤務中心の生活に慣れてしまって、一年ちょっと前までは月に何度も地方出張に行っていたことや、NPOコンサルになる前の楽天時代は毎朝電車通勤していたことなど今では信じられないほどです。個人的には元々そんなに急激な変化に強い気質ではないのですが、大学のころから色々な課外活動に参加したり、楽天時代も複数の団体でプロボノをして、オンラインツールを駆使しながら色々な場所で働くことにいつの間にか慣れることができていて、だかこそこの一年の変化にもそこまで戸惑わずに対応できたのかなと思います。色々な組織の色々な働き方になれるという意味でもプロボノ経験を積むことはオススメですよ!

最近考えていること

中期事業計画策定ニーズの増加
この一年ぐらいの変化として感じていることが大きく2つあります。一つには、ファンドレイジングやWebマーケティングなど課題や達成すべき目標がある程度明確なものだけでなく、「中期事業計画策定」など組織経営の上流に関わるテーマのご依頼を多くいただくようになってきたこと。そして二つ目は、いわゆる課題解決型のNPOだけでなく、価値創造型のNPOからのご依頼が増えてきていることです(課題解決は例えば「子どもの貧困支援」など社会的弱者の支援など、価値創造とは例えばスポーツや音楽その他の芸術活動など)。背景としてどこまで共通するか明確な整理はできていませんが、新型コロナウィルスはどちらにも影響していると感じています。これまで通りの活動ができなくなった状況において、昨年は直近の資金調達課題をなんとかする必要があったためにファンドレイジングニーズが高まっていましたが、新型コロナの影響も二年目に入った今年は、資金調達ニーズが引き続きあることは確かですが、それよりも少し大きな視点で、受益者を含めた社会の状況変化の中で活動のあり方自体を考え直していく必要を強く感じている方たちが増え、それが中期事業計画策定やビジョン・ミッション策定などのニーズにつながってきているかなと感じています。

価値創造型という分類自体が(価値創造型に当てはまる団体さん自身でも)あまり馴染みがないという方も多いので、これについては別途ブログの方で記事化できればなと思っていますが、元々私へのご依頼は課題解決型の団体さんの方が圧倒的に多かったです。というより私に限らずコンサル依頼のニーズが発生するのは、そしてコンサル側としても価値提供しやすいのはどちらかというと課題解決型の団体だと思います。色々理由や背景はあるのですが、端的に言えば課題解決型の戦略発想は明確なゴールを定めて「絞り込む」発想でありフレームワーク的な考え方が適用しやすいからであり、価値創造の発想は予定調和ではない新たなゴールを見つけるために発散していく発想であり、「こうすれば答えが見つかる」というフレームワーク発想とは定義からして合わないからです。(なお、これら2つの戦略タイプはどちらかに明確に割り切れるものではなく一つの団体の中でもどちらの要素も含みバランスがあるものだと考えています)

そういう背景がありつつ、最近価値創造タイプの団体さんからのご依頼が増えていて、そこには新型コロナの状況で資金調達を含めたビジネスモデルの転換をしなくてはならない事態に直面していることや、ニューノーマルと呼ばれるように社会生活のあり方自体が変化する中で自分たちが誰に何を提供すべきかを改めて問い直す必要を感じている団体が増えているということなのかなと感じています。

課題解決型にしろ価値創造型にしろ、ビジョン・ミッションや中期事業計画の検討には、一定のフレームワークの活用自体はしますが、あくまでそれは議論のきっかけになるもので、参加者や団体の状況によって議論の進め方はまったく異なり、私自身のファシリテーションの仕方も都度変わってきます。だからこそ多くの団体の皆様とこうした議論の過程をご一緒できることは非常に勉強になりますし、私の中にさまざまなNPOのあり方に関する視点が増えていくことで、より多くの団体の皆様へ提供できる価値も増えていくと感じています。

1年半ぶり3度目のファスティング
4月の中旬から下旬にかけてファスティング(断食)を実施しました。期間中は酵素ドリンクと水だけを摂取するミネラルファスティングと呼ばれるもので、2年程前に初めて経験しました。初挑戦のときはトレーナーの方について実施したのですが、2度目と今回は酵素ドリンクなどのアイテムを自分でそろえ、自分で実施しています。断食なので当然体重が落ちますが、ダイエット目的というよりは心身のリフレッシュという感覚で実施しています。身体中の疲れが取れたり、眠りが深くなったり、集中力が増したりといろいろと良い効果を感じています。以前は出張も多く実施タイミングを相当慎重に選ぶ必要があったのですが、在宅勤務中心になったので実施タイミングが選びやすいのもありがたいです。在宅勤務になって生活リズム自体は整えられているものの、運動や筋トレ、食事まではなかなか整えきれていないなと感じているので、身体を整えたのを機にもう少し”良い”生活ができるよう心がけていきたいところです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

NPOコンサルや伴走支援者になりたかった数年前の私のような方に向けて仕事をする中で感じたことや考えたことを書いています。 支援者育成やNPO支援の仕組み化などに取り組んでいくために、もしいいなと思ってもらえたら、サポートしてもらえると嬉しいです。