見出し画像

Police, the / Reggatta de Blanc

画像3
Reggatta de Blanc / 1979

2004年7月10日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================

ポリスのメンバー、スティング、スチュアート・コープランド、アンディ・サマーズは、ある意味あまりロックっぽくない。優等生っぽいからだ。

そんなロック濃度(?)の薄い連中が、非常にロック濃度の濃いパンク・ロックの質感を残しつつ、当時のトレンドであるレゲエ風味なんかも上手に加味して、知能犯・計画犯的に作り出したのがポリスのサウンドだ。

巧すぎるテクニックと見事な曲構成により、このアルバム『Reggatta de Blanc / 白いレガッタ』は商業的に大成功を収め、ポリスの人気を決定的なものにする。

これは音楽至上主義的優等生によるロック模範演奏で、同時代のパ ンク系のヘタ・ウマ的な音造りとは180度反対に位置する。最小人数の三人でこれだけ密度の高いサウンドを作り出すのだから凄い。

有名的《Message in a Bottle / 孤独のメッセージ》、ベースラインが印象的な《Walking on the Moon / ウォーキング・オン・ザ・ムーン》など、非の打ちどころがない曲ばかり。最年長メンバー、アンディ・サマーズ(エリック・クラプトンやジェフ・ベック、ジミー・ペイジよりも年上!)の鋭く切り刻むようなギター・リフは実にいい。

さて、最後にポリスのアルバム・タイトルについて。

1枚目の『Outlandos d'Amour / アウトランドス・ダムール』、本作『Reggatta de Blenc / 白いレガッタ』、共にフランス語風のタイトルだが、意味はよく判らない。

『Reggatta de Blenc / 白いレガッタ』の意味は、Reggatta = Reggae / レゲエ、Blenc = フランス語で白・白人ということで、”白人のレゲエ”みたいな意味かもしれない・・・。

3作目の『Zenyatta Mondatta / ゼニヤッタ・モンダッタ』は全く意味不明で、「銭やった・揉んだった」ら、マッサージ屋さんは儲からんやろ!とつっこみたくなる。

And More...

画像3
Zenyatta Mondatta
画像3
Synchronicity

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?