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Bruce Springsteen / Born To Run

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Born To Run / 1975

2004年5月10日に他のサイトへ掲載した原稿を加筆修正しました。==================================

切々と訴えるブルースのヴォーカルの説得力とバックから支えるE・ストリート・バンドのノリの良さ。

オレもこんなポーズで撮ってもらいたいなぁ~、と思わせるジャケット写真のカッコ良さ。

とにかく『Born To Run / 明日なき暴走』にはロックのノリの良さとカッコ良さがてんこ盛り状態だ。

デビュー当時は “第二のボブ・ディラン” のような売込み方で、ブルース・スプリングスティーンが持っていたロックン・ローラーとしての資質は見過ごされがちだった。そんなブルース・スプリングスティーンの持つ本来のロック・パワーが炸裂し、彼の人気を決定づけたのがこの傑作アルバムなのだ。

なんとなくこの辺りはロック・サウンドを導入し、大ヒットとなったボブ・ディランの『Highway 61 Revisited』と似ているような気がする。時代は繰り返すのか?

朋友クラレンス・クレモンズのサックスが唸るE・ストリート・バンドと共にブルースが縦横無尽に暴れまわる本作では都会の労働者階級の若者たちの生活が描かれている。そこでは夢を求め、走りつづける主人公たちは歳を取らず、何時までも輝き続ける。

『Born To Run / 明日なき暴走』はタイトルからしてロックっぽい。

『Born To Run / 明日なき暴走』は労働者階級の青春ロックだ。

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