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水出しコーヒー

今回もアイスコーヒーについて紹介します。

前回は急冷式のアイスコーヒーの作り方を紹介しましたが、今回は「水出し」のアイスコーヒーを紹介します。

水出しとは

水出しコーヒーは他に「ダッチコーヒー」とか、最近では「コールドブリュー」とかよばれています。

本来コーヒーは成分の溶け出しやすい「お湯」を使って抽出しますが、今回紹介する水出しは読んで字のごとく「水」で抽出します。

しかし、普通にお湯と一緒の抽出方法ではコーヒーの成分を十分に出すことはできません。

なので、水出しの場合は「時間」をかけてゆっくりコーヒーの成分を抽出します。

通常のドリップコーヒーならお湯を注いで大体2~3分くらいで完成しますが、時間をかけて抽出する水出しは何時間もかかります...。
その分いつもと違う美味しいコーヒーを味わうことができますよ。

水出しの歴史

水による抽出方法は「17世紀のオランダ」で考案されました。

当時オランダ領だったインドネシアでは「ロブスタ種」のコーヒーが多く生産されていました。

このロブスタ種は、コーヒーの病気「さび病」に強く大量に生産できるものの、苦味やえぐ味が多いのが特徴です。

そこで、この苦味やえぐ味を抑えるために水による抽出法オランダのコーヒー(ダッチコーヒー)が考案されました。

味の特徴

味の劣るロブスタ種を美味しく飲む為に考案された抽出法だけあって味の特徴は「柔らかなコクと、甘味」を楽しむことができます。

これは、コーヒーの苦み成分である、「カフェインや、タンニン」が少ないから。
なのでカフェインを控えたいという方にもぴったりです。

簡単に作り置きができる。

水出しコーヒーは水を注いで放置、以上終了です。

そして一度に大量に作れます。
一度に500ml~1L を作ることができるので好きな時に冷蔵庫から出して、すぐにアイスコーヒーを楽しむことができます。

それから、前回紹介した急冷式に比べ酸化しにくく3日程の保存が可能です

お茶パックによる抽出

それでは、具体的に水出しの方法を紹介します。

まず、一番手っ取り早く簡単にできるのが

お茶パックに挽いた豆を入れて水に浸けとくだけの方法

①ポットに挽いたコーヒー豆80g(パック2枚×40g)を入れる。

②水1L  を注ぎます。

③冷蔵庫で16~24時間放置しパックをとりだします。

ウォータードリップサーバーによる抽出

僕が一番おススメする水出しの方法がコチラ。

コーヒー豆を水に浸けこむ「浸漬法」でも、やはり16~24時間もかかるので多少の雑味が出てしまいます。

ですが専用の器具を利用して抽出する「透過法」にすることでさらに雑味の少ないコーヒーを楽しむことができます。

専用の器具とは言ってもそんな大層な金額のものではありません。

耐熱ガラス食器の「iwaki」さんから出ている

「ウォータードリップコーヒーサーバー」

こちらがおススメです。

まず、ガラス食器専門のメーカーなので安心

値段も¥2500程で買えます。
(今amazonだと¥4500になってて思わず「高っ!!!」と声に出してしまいましたが、他の通販サイトだと¥2500くらいです)

それから、カッコいい!置いただけで軽くインテリアになるくらいカッコいいです。上部に貯まった水が1滴ずつポタリポタリと落ちていくのを見てるだけでも楽しいです。


詳しい作り方は購入した際の説明書通りで問題ないです。

コツとしては、上部タンクに水を入れる前にフィルター内のコーヒーに少量の水(40ml)を3回ほどに分けて細く注いで全体を軽く湿らすこと。

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水タンクが詰まりやすいのでタンクに水を入れる際は気泡ができないようゆっくり注ぐ。気泡で詰まった際は菜箸なんかでタンク内をゆっくり混ぜる。

後は、タンク内の水が落ちきったら完成です。

一応サーバーに専用の蓋をして冷蔵庫に保存ができますが、本当に乗っけるだけの蓋なので別途500mlくらい入る容器に入れ替えると便利です。

最後に

今回紹介した「水出し」は前回の「急冷式」に比べ時間がかかりますが、作っておけば飲みたいときにすぐに飲むことができます。

味も全く違うので同じ豆で飲み比べしても面白いですよ。

そんなわけで今回は水出しコーヒーを紹介させていただきました。

もう一つ最近知ったドリップしたコーヒーをそのまま密閉して冷やす方法がありますが、まだ試してないのでやってみたらまた、報告させていただきます。

それでは今回もここまでご覧いただき心から感謝いたします。

「美味しいコーヒーは淹れた人の心映え」
ファーマーズキッチンえいちのむら
渡辺 大介

podcast番組やってます
地元密着型農業系podcast「農道223号」


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