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冷めたコーヒー

コーヒーの楽しみ方についてのお話し。
2回目の今回は
温度変化によるコーヒーの味わいの変化
についてお話ししようと思います。

冷めたコーヒーは美味しくない?

コーヒーは時間が経つと酸化してまずくなるって印象ありますよね。
実はそれ、あんまり美味しくないコーヒーだから。なんです。

美味しいコーヒーとはなんぞや。って話しになるとちょっと長くなるのでまた、別の機会にお話ししたいと思いますが...
美味しいコーヒーの最もわかりやすい指標が「冷めても美味しい」です。

実はむしろ少し冷ましたコーヒーのほうがより深く楽しむことができます。

コーヒーって繊細

コーヒーって苦くて香ばしい飲み物。って思っている方も多いかと思います。
コーヒーはとんでもなく複雑で繊細な味の飲み物ってご存じでしたか?

味わいが深くて複雑な飲み物といえば「ワイン」がありますがワインの持っている味の成分(フレーバー)はおおよそ「200」といわれています。
(大体200の味わいが含まれてるって感じです。)
対してコーヒーは「800」といわれているそうです。
コーヒーは何となく粗暴でワイルドな飲み物ってイメージあると思いますが、実は反対で数多くの味わいを持ったとても複雑で繊細な飲み物だと僕は思ってます。

味の変化を楽しむ

コーヒーの楽しみ方の一つに「温度の変化による味の変化」があります。

前回の投稿ではミルクや砂糖による味の変化もお伝えしましたが、温度によってもコーヒーの味わいが変わってきます。(↓前回投稿)

まず、できたてのあったかいコーヒーは湯気が出てますので揮発した香り成分を堪能することができます。それから苦みの成分も感じやすくなります。
ただし、液体の温度が高いのでじっくり下の上で味を確かめるのはちょっと難しいです。ヤケドしちゃいますしね...。
なので熱い状態では主に香りを楽しむようにしてます。

そして温度が落ち着いてくると、いい具合に酸化して酸味や甘味が目立ってきます。
ここで少し品質の低いコーヒーだと悪い酸味が目立って酸っぱくて美味しくないコーヒーになってしまいます。
ですが、美味しいコーヒーはフルーツや花のような心地よい酸味を楽しむことができます。
よくコーヒーには甘味もある。なんて言いますが僕も最初

「どこだよ、甘味。」

なんて思ってましたが、酸味の奥のほうにあるほのかな甘みを微かに感じることができます。(舌の繊細な人はより確かに感じられるかもしれません)

まとめ

冷めてもコーヒーは美味しい、むしろ冷める過程を楽しむ
ってことをお伝えしたかったのですが...伝わったでしょうか?
ちょっと今回はマニアックなお話しになってしまいました...。

次回はもうちょっと柔らかめのお話しにしたいと思います。

今回もここまでご覧いただき心から感謝いたします。

「美味しいコーヒーは淹れた人の心映え」
ファーマーズキッチンえいちのむら
渡辺 大介

パーソナリティーさせてもらってます。
地元密着型農業系podcast番組「農道223号」



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