放送から45年『横溝正史シリーズ悪魔の手毬話 第三話』詐欺師殺人犯の娘ばかり殺される女好き女殺し殿様の歌
横溝正史シリーズ
悪魔の手毬唄
古谷一行
高岡健二
夏目雅子
小沢栄太郎
鈴木瑞穂
宍戸錠
日色ともゑ
東野英心
池波志乃
永井智雄
野村昭子
松村康世
川口敦子
村瀬幸子
大塚道子
新海百合子
渡井直美
新井孝文
浜田雄史
矢野宣
加茂雅幹
三戸部スエ
高田明子
片岡静香
島米八
沖ときお
長門勇
佐藤友美
企画
毎日放送
角川春樹事務所
原作
横溝正史
脚本
田坂啓
音楽
真鍋理一郎
主題歌
茶木みやこ
プロデューサー
青木民男
香取雍史
西岡善伸
監督
森一生
製作
毎日放送
大映映画 大映京都
映像京都
第三話
由良家の先代当主の妻・由良敦子は、「仁礼文子は仁礼嘉平の娘ではない」と言う。
仁礼文子は仁礼嘉平の妹・咲枝の娘だった。
神戸で妊娠、仁礼文子を出産した仁礼咲枝。
仁礼嘉平は体面を重んじ仁礼文子を自分の娘とした。
由良敦子は多々良放庵から聞いた話として、「仁礼文子の父親は詐欺師で殺人犯の恩田幾三」だと言う。
大空ゆかりと仁礼文子は腹違いの姉妹だった。
仁礼嘉平は仁礼文子と青池歌名雄との縁談を進めていた。
由良敦子は由良泰子殺人事件の犯人として仁礼嘉平を疑う。
由良泰子の葬儀から帰る仁礼文子と青池里子。
生きている仁礼文子を最後に見た青池里子。
仁礼文子は仁礼ブドウ酒醸造所で死体となって発見される。
仁礼文子の死体の腰には正月飾りの小判がついた竿秤が差し込まれ、秤皿には縁起物の繭玉が置いてあった。
多々良放庵の甥は仕送りをしていなかった。
多々良放庵の生活費はどこから出ていたのか謎だった。
由良家の隠居・由良五百子が「金田一耕助と会いたい」と言った。
金田一耕助は由良五百子と会う。
由良五百子は鬼首村に伝わる手毬唄を歌う。
手毬歌は、江戸時代の女好き藩主の殿様が女を殺したことを歌っていた。
手毬唄ではスズメ3羽が見たこと歌っている。
スズメ1羽が1人の女殺しを語る。
スズメが3羽いるので女は3人殺されたことになる。
手毬唄では、酒を漏斗で飲む女が殺される、大判小判を秤にかける女が殺される、と歌っていた。
殺人は手毬唄のとおりに実行されていた。
多々良放庵は郷土史研究が趣味で手毬唄のことも詳しかった。
多々良放庵の甥は神戸で民俗学についての同人誌的な雑誌を発刊していた。
多々良放庵の手毬唄研究は、神戸のその雑誌に掲載されていた。
多々良放庵は喜んで村人に雑誌を見せていた。
しかし多々良放庵の家に雑誌はなかった。
青池源治郎は神戸で活動弁士をしていたが、無声映画の終焉と共に落ちぶれて故郷の鬼首村に戻った。
青池源治郎を殺した詐欺師・恩田幾三も神戸から鬼首村に来ていた。
金田一耕助は仁礼咲枝に仁礼文子の実の父親のことを聞く。
「仁礼文子の父親は恩田幾三」と言った由良敦子のことを仁礼嘉平に伝える日和警部。
仁礼嘉平は怒る。
仁礼嘉平は、「由良泰子の父親も恩田幾三」と言う。
不倫の末に生まれた由良泰子。
多々良放庵から由良泰子の父親のことを聞いていた仁礼嘉平。
手毬唄は3番まであった。
恩田幾三の娘、由良泰子と仁礼文子が殺されたので、恩田幾三のもう一人の娘である大空ゆかりも殺されると危惧する金田一耕助。
第三の殺人を防ぐため、事件の発端となった神戸で謎を解き明かすことを考える金田一耕助。
神戸に向かう金田一耕助。
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