川口大輔

早稲田大学理工学研究科(生体機械工学専攻)を修了。外資系企業を経て、ヒューマンバリュー…

川口大輔

早稲田大学理工学研究科(生体機械工学専攻)を修了。外資系企業を経て、ヒューマンバリュー入社。「学習する組織」の思想をベースにした組織変革の支援に従事。訳書に「ワールド・カフェ」「組織開発の基本」など。ご縁のあった方々と変革の物語を紡ぎながら、共に成長・価値創造できることが喜び。

最近の記事

ワールド・カフェとは何かという視座 〜アニータ・ブラウンさんとの散歩を振り返って〜

私が住んでいる街は、都内でありながらも近くに豊かな森が多い。この季節は、早朝に散歩をすると、鶯たちの鳴き声が新緑の中で響き、世界の美しさを実感する。 今朝も家族で散歩している際に、ふとフェイスブックを眺めてみると、過去の思い出の写真が表示される。7年前、2013年の今日(4月26日)はテネシー州ジョーンズボローにて、ワールド・カフェ(World Cafe)の創始者であるアニータ・ブラウン(Juanita Brown)さんと一緒に散歩していたらしい。 アニータ・ブラウンさん

    • 学びに携わるものとして〜世界最大の人材開発カンファレンスATDに思うこと〜

      毎年10,000人以上の人材開発のプラクティショナーが世界中からアメリカの各都市に集うATD(Association for Talent Development)主催の国際カンファレンス。今年はコロラド州デンバーで開催予定だったが、その中止が先日正式に発表された(別途バーチャル・カンファレンスが開催される)。 私が所属するヒューマンバリューで毎年派遣しているデリゲーションについては、コロナの影響を考慮して随分前から中止を決めており、恐らく本会議の方も開催は難しいだろうと思

      • 人の成長を願うということ 〜10年越しのセレンディピティに想う〜

        本格的なフルリモートワークがスタートしてから2週間。時間の2〜3割くらいは、既に決まっていた企画の調整やリスケが主な仕事だったように思う。厳しく、制約が大きい状況の中でも、今できること、大切にしたいことにフォーカスして、ご一緒に仕事を調整してくださるクライアントの方々には、本当に感謝の念が絶えない。 そんな中、先日は嬉しい出逢いもあった。 長年変革の取り組みをご一緒しているクライアントでの現場インタビュー。こちらも当初は現地に出向いての取材予定であったが、自粛要請を受けて

        • “I See You” 〜チェックインから感じる存在〜

          3月26日から実質リモートワークに入り、先週はフルに自宅で仕事だった。ここまで自宅で過ごす日々は初めてかもしれず、慣れない日々への戸惑いはあるが、その一方で家族の笑い声と社会につながる仕事が空間に同居するこの感触に新鮮さを覚える自分もいる。 リモートで働くにあたって、会社のメンバーが、毎日30分、集まれる人で、Zoomで「チェックイン」をするのを1週間試してみませんかと提案してくれた。 私が働くヒューマンバリューでは、このチェックインを殊の外大切にしている。議題を決めず、

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