2023年の抱負(ミッション)
元旦は、2022年の振り返りに関する記事を投稿した。
これに続いて、2023年の抱負を言語化してみたいと思う。
ピクシーダストテクノロジーズでは、人事責任者時代に音頭を取ってミッション・バリュー(ビジョンは敢えて定めていない)の定義に関与する機会があった(参考:ピクシーダストテクノロジーズのミッション・バリュー)。
これになぞらえて、「ピクシーダストテクノロジーズの木本」としてではなく、知財屋木本の「ミッション・ビジョン・バリュー」を言語化してみる。
なお、僕は「スタートアップ系弁理士」をうたっているので、「朝令暮改」は朝飯前であることをご承知おき頂きたい。。。
まずは、ミッションから。
ミッション=「知財で失敗するスタートアップを減らす。」
僕のペルソナは「スタートアップ」だ。
主戦場であるピクシーダストテクノロジーズはもちろん、社外活動(弁理士会委員・セミナー登壇)でも、知り合いからのちょっとした相談でも、全て、「知財で失敗するスタートアップを減らしたい」という想いで時間を投じている。
「スタートアップ」とは
「スタートアップ」とは、「知財に対する知識・経験・リソースの少なくとも1つが足りない顧客」だと思っていて、僕が救いたいのはそういう顧客だ。
顧客の種別(個人/法人)は問わないし、ステージ(未上場/上場)も問わない。
上場企業の中にも「スタートアップ」に該当する企業や新規事業部門はたくさんあると思う。
「顧客」とは
「顧客」とは、シンプルに「リソースを払う人」。
最初は顧客であっても、「知識・経験・リソース」が溜まってくれば、いずれは僕から離れていくこともある。
それで良い。
顧客との関係は「一期一会」でありたい(リピータはウェルカム、だからといって一元さんは断らない)。
「リソース」とは
リソースには、お金だけじゃなくて時間も含まれる。
「時は金なり」だ。
「成功」ではなく「失敗」にフォーカスする
知財は、価値も見えにくいし、投資効果の即時性が低い領域だと思う(同じバックオフィスでも、例えば採用の方が価値も即時性も見えやすいことは実体験済だ)。
一般に、成功の再現性より、失敗の再現性の方が高いとも言われる。
事業会社にとっては、事業が主役で知財は引き立て役だ。
だとすれば、まず考えるべきは、知財の失敗の回避だと思う。
知財の失敗を回避して初めて、事業の成功への道が繋がる。
むすび
つまるところ、「知財のことはよくわからないけど、事が起きた後では遅い。木本さん、いくらか払うよ、とりまよろ」と言ってくれる人を増やしたい、という話だ。
こうやって書いてみると、ピクシーダストテクノロジーズはジョイン当時(2017-2018年)は絵に描いたような優良顧客だったことになるw
ピクシーダストテクノロジーズは、失敗を避けるフェーズから、成功を勝ち取るフェーズに来ている。
知財の失敗を避けた後に待っているのは、本当の勝負だ。
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