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学校では教えてくれない世界の秘密③年収を決める法則

『苦しかった時の話をしようか』 森岡 毅 (著)

この本をトークイベントの題材に使ったら、予想以上に学びが深い。

もう一度この本について書き始めたら、記事がまとめれず、やめられない止まらないので、大事なポイントをまとめる記事を書くことにした。

過去の記事はこれ↓

今日のテーマは、「年収を決める法則」

人の年収はどうやって決まるか?
実は君が職業を決めた瞬間にほぼ自動的に決まってしまうのだ。

「好きなことをして、稼ぐ」という本が本屋さんには多いように思う昨今、センセーショナルな一文からスタートする。

筆者は、「年収は、次の3つのドライバーで決まる」としている。

1:「職能の価値」

モノの値段が決まるときと同様にその人の持っている職能(スキル)に対する需要と共有で年収が決まる。
代替が聞きにくい人の給料が高く、その逆は低くなる。

至極当たり前の話ではある。

だが、成果報酬型が増えたとはいえ、給料の仕組みは必要経費方式が主流。

年次昇給、年功給(年齢が上がると必要経費も増えるので、給料も増やそう)が染みついていると、「長く働いてるのに給料上がらない」となりやすく、これを受け入れ難いかもしれない。

自分の給料が上がらないのは、自分の価値が上がっていないことに起因している。似たようなことを繰り返し、慣れてきて仕事が早くなっていたとしても1年前の自分と比べて、顕著に何か新たなことができるようになったかを考えてみたら良い。

アルバイト2年目の人がつくる牛丼とアルバイト5年目の人がつくる牛丼

5年目の人の牛丼の方がもし高かったら果たして買うだろうか?

「買わない!」と思うのであれば、自分もそうだということ。

世の中で需要があるスキルと、そのスキルの研磨しつづけることで、替えのきかない人になることが必要だ。

2: 「業界の構造」 

同じ職能でも産業や業界の構造によってたくさん給料を払える場合とそうでない場合が存在し、それは各企業や経営者が自由に決めれられるように見えて、本当は自由にはならない。
払える人件費にはその業界特有の構造の限界があるからだ。
当然だが儲かっている業界や企業の方が年収は高くなり、そうでない場合は逆である。

業界別でだいたい年収の範囲は決まっているだろう。

その年収のその人の職能は比例しているとは限らない。

職能が高ければその業界内では収入が高くなりやすい。

同じ営業スキルを持っていても違う業界にいたとしたら、収入に差が出る。

今いる業界が利益が出にくい構造だとした場合、自分よりもスキルの低い人だとしても、違う業界にいるがゆえに自分の方が収入が低いこともある。

日本においては、バスケよりもサッカー、サッカーよりも野球選手の方が年俸が高くなりやすい。

理由はシンプルだ。

体育館よりスタジアムの方が観客動員数が多く、サッカーよりも野球の方が試合が多い。

「がんばってるけど、収入が上がらない。」

と思っているなら、一度今いる業界の構造をみておく必要がある。

頑張りの問題ではないかもしれない。

3: 「成功度合い」 

同じ職能や同じ業界だとしてもそこでどれだけ成功しているかによって、収入が変わる。

ここに関してはシンプルだ。

どの業界でもある程度のプロになれば、それまで培ったスキルと実績を土台にして、「職能のステップアップ」が可能になるということ。

要するにどの業界にいったとしても、成功するひは、プロレベルまで引き上げることが必要だと言うことだ。



まとめ

まとめると3つが重要だ!

「職能の価値」

  → 需要があり、代替のききにくい自分にスキルある

 ✖︎ 「業界の構造」

→収入を上げたいなら冷静に市場を見る必要がある。

 ✖️ 「成功度合い」 

→どの業界でもプロレベルになること。


自分で書いてて気が引き締まりますね。

ぼく自身がレベルアップし続ける2021年に。


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