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たいまつの炎

忙しかった週末が終わり、一息中の寿庵オーナーです。1日の前夜祭、2日の山頂祭と、雨の中ではありましたが無事に開催されました。

今年は78回目の山開き祭。たいまつ行列がいつから始まったのか定かではありませんが、もとは山岳会の人たちがカンテラを持って歩いたのが始まりと聞いています。

私も学生時代に参加したのが初めてでしたが、当時は献血してたいまつを1本もらい、行列に参加。ワンゲルの仲間たちととても賑やかに楽しんだことを今でもよく覚えています。残念ながら大山の旅館で働きだしてからは祭りどころではなく、大忙し。そして、起業してから数年後、ようやくたいまつを見に行くことができるようになりました。開業1年目の山開き祭りはまだ自分の宿だけでは食べていけなかったので、近所の旅館に働きに出ていたなぁ‥いや~~そんな時代が懐かしい。

たいまつ行列の始まる前、仮殿の下山神社で、登山用具のロープやピッケルをおはらいして登山者の安全を祈願する神事が行われました。

夕日が沈む

ちょうどその時間帯は、お客さんは皆さん出払うので、メインステージのあたりまで様子を見にお出かけ、タイミングよく、夕日の時間。雲が多く、完璧な夕日は拝めませんでしたが、雲の隙間から見える光がとても幻想的でした。

メインステージバックにこの景色

日が沈み、あたりが薄暗くなるといよいよたいまつ行列スタートです。ほら貝の音が響き渡る中、たいまつを手に1000人近くの人が神社からメインステージまでの約1㎞の参道を練り歩きました。

神社から鳥居をくぐり石畳の参道を歩きます

雨上がりの参道はとても滑りやすく、参加者は慎重に歩かれたはずです。普段よりも時間をかけてゆっくりと下ってきました。

大山寺の旅館街を下ります。

私も行列が見えるところへ移動。私の姿を見つけたお客さんが手を振ってくださいました。

1000本のたいまつが下ります。

何とも言えない神秘的な景色と空気感。この前夜祭は本当に大山の最も大きなお祭りですね。今年はまだ神社の遷宮中のため、人が滞留するスペースが確保できないため、1000人しか参加できませんでしたが、来年は遷宮の終わった大神山神社奥宮で規模を2000人に戻して行われるはずですね。

明けて2日は山頂祭。雨にもかかわらず多くの人が安全祈願祭を見守ったと聞きました。

いよいよ夏山の本格シーズンが始まります。安全に山を楽しんでくださいね!

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