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屋根の雪下ろし。

大晦日からの寒波大雪で150cmを超えた大山の雪。雪が降るのを見るのは楽しいし、白い景色は美しい。でも、屋根の上が重くなると気持ちも心も重くなる・・・そう、屋根の雪下ろしはいつも気が重い。

でも、今日、気になる私の心を軽くしてくれる助っ人登場!!私を含め4人で屋根の雪を下ろしました。まずは、巨大つららを落とす作業から開始。その後、屋根の上にはしごで上がり、雪持ち(雪が落ちないようにせき止めるための横棒)にザイルをかけて、屋根に這い上がる手がかりを作る。それからようやく屋根に上がり作業開始です。

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屋根の上に一番多いところで150cm。50cm位を残し上部を落とします。雪おろしのコツは、寿庵の前身「寿荘」のご主人から伝授されています。

屋根の雪下ろしができるかできないかで、宿を開業できるかできないか・・それっくらい大事な仕事の一つ。以前のご主人からは、雪おろしが出来なければ、大山では商売できない(とくに木造の寿庵の場合)・・とまで言われました。なので、雪おろしは覚悟の上の作業。でも、お客さんが手伝ってくれるので、本当にありがたい。ただ、やはり危険な作業なので、誰でもかれでもお願いするわけではありません。

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雪の量が分かりますか?足の下にもまだ昨年降り積もった雪の氷の層があります。

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スコップ、スノーダンプ。それらを屋根の上に持ち上げて、作業します。昨年、第一弾で降った雪がすでに氷に・・その上に年末年始の1m級の雪が乗っています。まだ雪が軽くって作業がしやすくってよかった・・・

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私も自分の宿の為、やっぱり率先して雪かきをしなければ!!せっせせっせと雪を下ろします。気持ちはアイスクライマー(1985年1月30日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲーム)。目の前の氷塊を砕いて破壊!テンションが上がる~。

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下から撮影してくれてたKさんから・・。もう最後のひとかき・・てシーンですね。右は私です。高いところ大好き~(バカと煙は高いところへ~)!!なんとか皆さんの力を借りて、屋根の雪を下ろすことができました。これで、次の寒波で、ある程度雪が降っても心配がありません。

それにしても、雪国には住みたくない・・。自分の車を除雪するのに、数時間。屋根の雪下ろしに、数時間。消えゆくモノにこれだけ労力を費やす。落とした雪はそのうち消えゆく・・・・・・何ともはかない。

でも、白い世界は本当にきれい。それに、雪があるから商売が成り立ってるんで、やっぱり雪がなくっちゃね・・・。

ということで、今年は雪があるだけでも良しとせねば!そして雪かきを嘆くよりも、雪があるから宿が継続できる・・って思えば、なんだかいとおしく感じるわ~・・と思って、楽しく乗り切ります~!!!

寿庵のHPはこちらへ!!



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