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Canon EOS R6が良さそうだと思って買ったら予想以上に素晴らしかった話

2020年7月9日 Canon R6発売!

今年の2月に娘が産まれてすっかりカメラにはまり、子どもの写真を撮るのにも或る程度慣れてきた頃、Canonがとんでもない新製品を発売するという情報を耳にした。それがEOS R5。

製品発表会当日、R5の製品発表会を見ていてこれはCanonが持てる技術を出し惜しみせず、全ての機能をつぎ込んだ凄い製品が出てきたぞと思ったが、流石にカメラに45万は出せないなと思っていたら、その後サプライズでR6の発表があった。画素数が多いのはトリミング耐性は確かに強いが、ファイルサイズが大きくなる事から個人的にはあまり好ましく思っていないのだが、R6はなんと2,010万画素!しかもこのセンサーはEOS-1D Mark2のセンサーだという。もちろんローパスフィルターが同じではないので全く同じ写りをするわけではないが、期待が大いに高まる。更に5と6での違いだが、今までのCanonだったら5Dと6Dでヒエラルキーをつけてくるが、今回はまるで兄弟の様な扱い。

買うっきゃ無いと予約開始初日に購入

発表日の翌日が予約開始日だったのだが、気付いたら予約開始と同時に予約してしまった。Canonは商売が上手い。R5ほどの性能は要らないけど、スチル撮影における機能はほぼR5と比べて劣化していないので、R6を買った後にR5を買っておけば良かったなという点が私にとっては本当に少ない。

メーカーサイトが一番早く供給されそうなので予約開始と同時にキヤノンオンラインショップで予約。

まさかの発売日在庫なしで届かない

発売日近くなってそわそわしていたが、どうやら発売当日に入手できる人にCanonからメールが来ているらしい。自分は来ないなと思っていたらCanonさんから1通のメールが。

新製品「EOS R6」は発表当初、“2020年8月下旬発売予定”とご案内しており
ましたが、このたび発売日が“2020年8月27日(木)”に決定いたしました。
「EOS R6」は、現在非常に多くのご注文をいただいており、
商品はご注文いただいた順番にお届けを予定しております。
つきましては、商品のお届け予定時期について以下の通りご連絡させていただきます。
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  商品お届け予定時期:2020年10月予定 
   ※同時購入の商品がある場合、納期が遅い商品に準じる場合がございます。
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初回在庫は間に合わない事が確定。ちょっとだけ注文遅れたし仕方ないと思って10月を心待ちにしていたところ、9月8日にヤマト運輸から配達お知らせが。送り元はCanonから。一緒に頼んでおいた予備バッテリーだけ先に到着するのかなと思っていたが、なんとR6本体が届いた!

調べてみたら第2陣の出荷に間に合った模様。価格コムの掲示板をみているとキタムラとかマップカメラで予約している人が多かったが、あまり行き渡っていない感じだったのでCanonのサイトから注文をしていて良かったと安堵。

使って感動した3つのポイント

実機を手にして感動したポイントがかなりあったので個人の感想を述べていきたいと思う。余り多く述べてもアレなので3つに絞って解説する。

1. AF性能(特に瞳AF)が凄い

私は娘の撮影がほとんどなので人を撮る事が多い。今までEOS 6D Mark2を使用して撮影していたが、R6に変えてから明らかに失敗写真が減った。6D Mark2では「1点AF」+「ワンショットAF」でピントを利用していた。目にピントを合わせ、画角を変更している間にあっという間に赤ちゃんが動いてピントがずれてしまう。

R6だと「顔+追尾優先AF」+「AIサーボAF」(ピントを連続で合わせ続けるモード)にしておくと画面の端に娘がいても目にピントを合わせてくる。これは自分の中では凄い革新的で、今までの「1点AF」+「ワンショットAF」よりも圧倒的に失敗しない。

また、瞳だけではなく瞳が見えないときは頭部検出機能があるので後ろを向いたり横を向いている時でも全く問題が無い。ちなみに先日動物園に行ったのだが、その時は動物に対しても瞳や頭部検出を行い、非常に精度が高かった。

風景を撮るときは「1点AF」+「ワンショットAF」の方が撮りやすいのでカスタムボタン設定で以下の様に設定している。

AF-ONボタン     :「AIサーボAF」と「ワンショットAF」の切替
*AEロックボタン   :AFを中央に戻す
AFフレーム選択ボタン :AFフレーム選択

これにより素早く人物撮影と風景撮影の切替が行える様になった。

2. RFレンズの解像力が凄い

R6を買う前はEOS 6D Mark2に EF24-105mm F4L IS II USM をメインでつけて撮っていたが、どうやらRFレンズが物凄く良いらしいというウワサを聞く。

という事で初のRFレンズは大三元を購入。重量を計算したら EF24-105mm F4L IS II USM にコントロールリングマウントアダプターをつけたのと重さとほぼ変わらないので、これなら現実味があるなと思い購入。

買ってみてすぐに旅行に行ったが、R6のディスプレーで見た瞬間にハッとする写り。これはもう別次元の写り。風景を撮っても娘を撮ってもその瞬間を切り取る描写。よく素晴らしいレンズはその場の空気を映し出すと言われるがまさにその表現が的確。

どんなに重かろうが、24-105mmと比べたら焦点距離が短くなろうがこのレンズの描写により全て帳消しになる美しさ。RFレンズの素晴らしさを体感して改めてR6を買って良かったと感じた。

3. 暗所性能が高い

娘の寝顔を撮る事が有るが、ISO感度を高くしても画が本当に破綻しない。6D Mark2もISO感度には強いと言われていたが、R6と比べると雲泥の差。ISO感度を上げてもノイズが乗りにくく、かつノイズ処理を現像するときに適切に処理すればザラザラした感じはさほど気にならない。

それと合わせてEVF(電子ビューファインダー)が一眼レフの6D Mark2と比べて圧倒的に便利。OVF(光学ビューファインダー)だと鏡を利用するのであくまで暗所の撮影であっても人間の見た目以上には明るくならないが、EVFだと暗い場所の場合でも実際の明るさより明るくファインダーの画像が見えるので本当に暗所での撮影が綺麗になるし、ピントが綺麗に合焦する。

暗所性能とは関係ないが、EVFになったおかげでファインダー内の情報量が圧倒的に増えているのでその点も便利。

まとめ

自分のケースにおいてはR6を買って本当に良かったし、後悔は一切していない。新たな次元の写りを堪能しているし、娘の写真を撮る度に喜びを感じられる。他にも色々良い点はあるのだが先ほど述べた3点が自分に取ってのメリットであった。

1. AF性能(特に瞳AF)が凄い
2. RFレンズの解像力が凄い
3. 暗所性能が高い

これからR6を買う人にとって何かの参考になればと思い、記載しました。





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