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娘が産まれて久し振りにカメラとレンズ沼にハマった話

今年(2020年)2月に娘が産まれた。
出産をきっかけに沼にハマっていったお父さん、またはこれからお子さんが産まれる方へ何かしらの参考になればと思い久し振りに長文メモ。


13年ぶりにボディ購入(EOS40D → EOS 6D Mark2)

子どもが産まれたら写真を撮るだろうなと思っていたので、出産予定日が近づいてきた日に昔から使っていた EOS 40D を引っ張り出して久し振りに触ってみたら電源が入らない…

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40Dで使っていたレンズはほぼこの1本の便利ズーム。
TAMRON AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC

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あとは純正の標準ズーム。
CANON EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

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ここで次に何のボディを買うか悩む。
40D の後継機で最後のAPS-C一眼レフと言われていた EOS 90D が発売された直後。

当然性能は 40D と比べ劇的に上がっていたが、気になっていたのは「フルサイズ」。
やはりボケを出すにはフルサイズが良いと思い、調べていたら少し古いけど EOS 6D Mark2 が軽いし、価格もこなれていて良さそうだなと。
90D と比べて連写速度も遅いし、発売日も古いけど2020年2月当時は価格も2台ともほぼ同じ。

■6D Mark2の特徴
・ボケが出やすいフルサイズセンサー
・画質が綺麗(センサーサイズが大きい)
・軽量
・バリアングル
・ISO感度(常用40,000 ⇔ 90Dは25,600)
・過去のレンズ資産が使えない


■90Dの特徴
・APS-Cセンサー
・画素数が多い(3,250万画素 ⇔ 6D2は2,620万画素)
・6D Mark2より更に軽量
・最新機種
・バリアングル
・連写速度(10コマ/秒 ⇔ 6D2は6.5コマ/秒)
・4K動画撮影
・過去のレンズ資産が使える

6D Mark2を選ぶと過去のレンズは使い回せないけど、大したレンズじゃないしと思い、思い切って 6D Mark2 に決定!

ビッグカメラのポイントを相当溜め込んでいたのでビックで購入。
レンズも合わせて購入しないといけないのでレンズ選びも同時に。(楽しい瞬間!)

最初のレンズ(EF50mm F1.8 STM / EF24-105mm F4 L IS II USM)

まず浮かんだのは EF50mm F1.8 STM いわゆる撒き餌レンズ。
初めて単焦点を購入。ボケに感動する。このレンズが2万しないで買えるのは本当に凄い事だ。

そして、憧れの赤鉢巻が欲しくて小三元レンズを検討。
標準ズームが便利だと思ったので EF24-105mm F4L IS II USMEF24-70mm F4 L IS USM で悩む。

■24-105mm
・焦点距離が長い
・写りの評判は24-70と比べるとイマイチ
・24-70mmと比べて重い

■24-70mm
・0.7倍のマクロ撮影が可能
・写りの評判が良い
・24-105mmと比べて軽い

こちらも悩んだが40Dで使っていた TAMRON 18-270mm が本当に便利でこれ1本があれば何でも撮れたので焦点距離が長い24-105mmを選択。

そんなこんなで娘は無事に出産予定日の翌日に誕生し、嬉々として毎日写真を撮りまくる。自分の読み通り24-105mmという焦点距離は日常大抵の物はこれ1本でなんでもこなせてしまう。

そしてフルサイズは本当にボケる。24-105mmの写りにも満足していたし、50mm単焦点の写りに関しても24-105mmよりボケるので楽しい写真撮影を楽しんでいた。

被写体がいると今までにないくらい撮影頻度が高くなるので必然的に画角やら絞りの設定やらが上手くなるし、凝り性なのでYouTubeで動画を見まくる毎日。

望遠レンズ購入(EF70-200mm F4 L IS II USM)


次なるレンズ沼は望遠。
Canonユーザー憧れと言えばLレンズの白玉。
しかも自分はライブをする。ライブ撮影するときに24-105mmじゃちょっと遠いなと思っていたし、いずれ子どもも大きくなった時に運動会とか何かしらの発表会とかあるだろうと思い、望遠も買えるときに買っておこうと考えはじめる。

70-200mmが最もお手頃な白玉なので調べていたら EF70-200mm F4 L IS II USM の評判が良い。

EF70-200mm F2.8 L IS III USM (通称:大三元)は2型から3型への変更点が小さく、ASCというコーティングが施されている程度なのであまり進化していないが、f4の1型から2型は相当中身が改良されている事が分かり、最新を購入する事に。

買って撮影して分かったことなんだが、 EF24-105mm F4 L IS II USM と同じ小三元レンズなのに画質が圧倒的に良い。

24-105mmはなんちゃってLレンズとかなんちゃって小三元と言われている理由が少し分かった気がした。それでも今まで使ってきたレンズに比べたら圧倒的に綺麗なんだが…

2台目のボディ購入(EOS R6)

YouTubeを見まくったりしていてふと気付くとCanonがとんでもない化け物みたいなフルサイズミラーレスの新型を出すとの事。どうやら EOS R5 が発売になるらしいという事がわかる。
価格もウワサでは50万とか70万と言われていて全く買うつもりも無かったが、発表当日にリアルタイムで発表を聞いていたら本当に凄い機種なんだと実感。

それでも R5 は45万もするし、買う事はないなと思っていたら発表者がおもむろに EOS R6 の追加発表。

個人的に取り回ししづらい高画素機はそんなに好きではないので2,000万画素は逆に良いと思ってしまった。
今までのCanonだと5シリーズと6シリーズでおもむろに格差をつけていたが、今回は兄弟機の様な扱い。

EOS-1Dx Mark3のCMOSセンサー使っているという事もあり描写も間違いないだろうという事で予約開始と同時にCanonオンラインショップで注文してしまう。

ここからどんどんはまり出す。
なんとメーカー第2陣の出荷に間に合い、09/09には到着。

到着して進化の幅に驚く。何より娘の撮影をしていて写真の歩留まり(成功率)が飛躍的に向上。瞳AFとDual Pixel CMOS AF IIが凄すぎて失敗写真の確率が異常に減る。

自分が娘を撮るときは 6D Mark2 の時はスポット1点AFにしてOne Shot AFで撮影。娘にピントを合わせたあと、ずらして撮影する事が多かったが R6 では瞳AFとAI Servoにしていれば勝手にピントが合焦。タイムラグがないので被写体である娘が多少動いても問題無い。

あとはボディ内手ぶれ補正(IBIS)が効く。今までCanonはレンズ内手ぶれ補正だけだったが、初めてボディ内5軸手ぶれ補正に対応。手ぶれ補正がついていない EF50mm F1.8 STM に手ぶれ補正が付くのが非常に良いし、元から手ぶれ補正がついている EF24-105mm F4EF70-200mm F4 は更に手ぶれ補正が効く。

近年稀に見るハードウェアの進化幅を他の領域で表現するとファミコン → スーパーファミコン、ダイヤルアップ → ADSLくらいの進化幅だと感じた。

ストロボ購入(Profoto A1X)

カメラやレンズの次はストロボが欲しくなる。完全に病気。元々冬のボーナスで Profoto A1X 買おうと思っていたら新機種 Profoto A10 が発売に。

A1Xの前の機種A1が発売された時に旧機種のA1が安く出ていたのを調べていた自分は今回も同じ事が起こっていると思い、即座にオフカメラキットを購入。

これは素晴らしいタイミングで買い物が出来たと思っている。(なんか↑のリンクの価格がプレミア価格なのか当時の新品時代よりも異常に高いけど、私は本当に安く買えた)

Profoto買って思ったのは室内で娘の写真を撮ったときに明るく、肌の色が本当に綺麗に映る事。あとは夜の撮影でストロボたいても昼間のような明るさに。しかも色の感じが自然。これも本当に買って良かった逸品。

遂に大三元購入(RF24-70mm F2.8 L IS II USM)

次は遂に大三元。 RF24-70mm F2.8 L IS II USM というRFの大三元レンズを購入。

EF70-200mm F4 L IS II USM を買った時に明らかに写りが良かったのが印象的で調べまくっていたらRFレンズはどうやら大三元の写りが別格らしいという情報をキャッチ。

RF24-105mm F4 L IS USM という評判の良い小三元を買う選択肢もあったんだけど、やはりいつかは大三元が欲しくなるもの。EFだけど小三元標準ズーム持ってるしね…

大三元は重たいとよく言われるが、 EF24-105mm F4 L IS II USM にマウントアダプターつけてたらほぼ同じ重さという事に気付く。

更にマウントアダプターがない分、重量バランスが良いらしい。

買って早速旅行で使ったが、本当にハッとするレンズ。よく良いレンズは空気感を写すという話を聞くが、本当にその場の空気までも写真に閉じ込めた様な描写。

人を撮影しても風景を撮影しても圧倒的高クォリティで映るので自分が上手くなった錯覚になる。

焦点距離的に24-105mmじゃないと困るかなと思っていたけど、旅行で撮影して困らなかったので即売却。RF50mm F1.8 STM も発売になりそうなので値が下がる前に EF50mm F1.8 STM も売却。出番が一切なくなった EOS 6D Mark2 も売却。

他にも家に転がっていた昔のレンズ2本とストロボも全て売却して大三元の購入資金へ。

カメラは資産性があるので売却してもゼロにならないところが良いと思う。次の購入資金になるだけなんだけどね…

そして売却した直後に RF35mm F1.8 マクロ IS STM を購入する沼っぷり。

50mmは自分にはちょっと焦点距離が長く、あまり撮影しない事に気付く。家が狭いせいもあるが、室内だと50mmはどうにも娘の撮影をするのには向かない。

このレンズは35mmでハーフマクロもついているので寄って撮影が出来るので50mmより良さそうだと思って購入。

さすがに大三元を買った後なので写り的にはそこまで目を見張るものではないが、焦点距離は自分に取って物凄く使いやすく50mmより圧倒的に使えそう。

次は 新発表になったRF70-200mmのF4か、はたまたF2.8にするか悩んでいる毎日。

Strength Finderで最上志向の人はカメラやレンズは本当に沼なのでオススメ出来ない!もっと上があると考えると本当に抜け出せなくなってしまう。

何かしらどなたかの参考になれば。

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