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オートクラインとパラクライン

こんにちは!DAISEIです!

当記事では前回の終盤で出てきた
「気づき」が起こる仕組みについて
説明していきます❗️


オートクライン・パラクライン

無意識にあるものを言語化させ、
行動に結びつくような気づきを得るには

クライアントに
たくさん話してもらう必要がある。

この気づきが起こる仕組みを別の視点から
捉えます。


私たちの身体は
平均60兆個の細胞から構成されており、

下の図のように、この細胞間でも
コミュニケーションが交わされている。

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A細胞が情報を発信
B細胞のレセプター(受容器)がそれをキャッチする。

このように、
近隣の細胞へ作用することを

パラクライン

と言います。


ここで重要なのが
A細胞から発信された情報は、
自分自身にも作用していることがあるのです❗️

これを

オートクライン

と言います。

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この図の細胞を人に置き換えてみると、

AさんはBさんに話をしながら
自分自身にも話をしていることになります。

人は、会話の中で、
自分の内側の情報をアウトプットすることで、
初めてその情報を正確に認識することができるのです。

つまり、オートクラインを引き起こす。

このオートクラインによってもたらされるのが、
「気づき」であり、

クライアントにオートクラインを起こすことが、
コーチの重要な役割の1つと言えるのです。


オートクラインを起こす対話

では、対話の中で、
効果的にクライアントのオートクラインを起こすには
どうすればいいのか。

それには
対話の質と量を向上させる。

これが大切なんです。

対話の質を高め、量を増やすための有効的な手段として

・「質問」
・信頼関係

この2つが鍵を握ります。

コーチは
質問のプロフェッショナル」とも言われるが、
クライアントの潜在意識に働きかけて、

無意識を顕在化させる。

「コーチに話を聞いてほしい」
「コーチと一緒に取り組みたい」

という気持ちをクライアントに持ってもらうことが重要で、
信頼関係を築き、対話の量を増やす。


そのためにも、
コーチは、常にクライアントに興味を持ち続けること
重要な姿勢と言える。


「双方向」が効果的な”質問”を生み出す

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駆け出しのコーチが失敗するケースとして、
クライアントの成長を促進したいと思うがあまり、

対話の双方向性を忘れてしまうことがある。

例えば、
自分の聞きたいことだけを聞いてしまうコーチ。

たくさん質問すれば良いというものではなく、
相手の答えを受け止めて、
その答えに関連した質問を投げかける。

返ってきた答えについて別の角度から質問してみる。

このように双方向のやりとりから効果的な質問は生まれる。

コーチは、
クライアントの長期的成長を意図していますから、
双方向の関わりを図るという戦略をとるのです。


”信頼関係”のつくり方

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質問と同様にオートクラインを起こすのに重要なものが
この「信頼関係

信頼関係を作るためにコーチが実践している工夫。

それは
コーチは初回のセッション時、
特に気を配るということ。

信頼関係構築の基本は、
お互いを知ることから始まります。

最初のコーチングセッションでは、
クライアントの情報をたくさん聞き、
同様に自分の情報も話すようにすることがポイントです!

経歴・武勇伝・信念・趣味・好きな本など
どんなことでもいいので、
お互いの情報を交換する。

それによって親近感を高めることができます。

心理学では
自分の心を開くことを
「自己開示」と言いますが、

自分の心を開くと、相手もそれに応じて心を開いてくれる
「返報性の法則」があります。

つまり、
クライアントに心を開いてほしければ、
まずは自分の心を開く必要がある
ということです。

親近感、安心感を抱いてもらうために
お互いを知ることは非常に重要なことです👍



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