見出し画像

未来創造ワークショップ

生成AIがクリエイティブ領域侵入に驚き、間違いなくこの後の仕事、いや生き方にも影響はあるだろう…と、とにかく毎日触れてみることを継続して、そろそろ2年が経つ。

生成AIはクリエイターの仕事を奪うどころか、自分のできる事、やれる事が拡大し続けている。
明らかにアウトプットは増えているし、しかも面白くなっている。自分自身のクリエイティビティが増幅しているのではないだろうか?
そもそも人間は創造性を備えているので、AIによってスイッチが入るのだ。これから、いよいよ(やっと?)クリエイティブの時代が来ると確信している。

そして自分にとって最大の変化が起きた。
2023年の目標だった"クリエイティブのカタ"は
“未来創造ワークショップ”というカタチになり、今年は日本の外へ踏み出すと決めた。
年明け早々に、その一歩目を実現し、二度目はNYのイベントで四日間に渡り、公開ワークショップとしてファシリテートした。

ICFF Wanted Design School Workshop

2024年3月19日ー21日、New York Javits Centerで開催されたICFF(International Contemporaly Furniture Fair)のDesign School Workshopプログラムに参画。
次世代クリエイターを応援する企画に共鳴し、"未来を創る"ワークショップを実施した。

今回はデザインを学ぶ学生たちが、アメリカから4校、メキシコから1校、フランスから2校、 合計29人がNYに集まった。彼らに何を提供できるだろう?
わざわざNYに出向き、四日間という時間をワークショップに割く。。学生さん達にはそれに見合う体験をしてもらう必要がある。初めてNYを訪れる学生さんもいる。変な日本人のワークショップより、NYを観光したいに決まってる。BroadwayやMoMa、Hadson YardのVesselにも負けられないということか。(笑)


自分の考えをカタチにして、実際の製品なりサービスとして世の中の人々に届ける。そのために何を考えて、何をする必要があるのか?
未来創造に関しては、変化が速く、かつ想定外の事も起きる。
不確実性が益々高まる時代の中、自ら問いを立てて価値を生み出す必要があること。
学校では"正解"のある問題を扱うことが殆どだが、世の中に出た途端に正解があるのかすらわからない課題や、課題自体がわからない課題にも取り組む必要があること。
見えないことを見ようとすること。見えない価値を見えるようにして伝えること。
価値観の違うメンバーと一緒に、自分だけでは創れないことをカタチにしていくための心構えや行動。。

そして新たなテクノロジーの生成AIの出現。価値創造にいかに活用できるのか。我々クリエイターに、人間に、どのような影響があるのか?またどう関わっていくのか?これから未来を担うクリエイターに必要な能力はいかなるものか?

伝えたいことは山ほどある。

ワークショップのメソッドは、クリエイターとして30年超の経験と、生成AI登場以来、毎日触れてきた実践知で構築。
企画立案に半年、その後ワークショップ構築に半年くらいかかったと思う。最初は半信半疑。というか、ややハッタリ。未来創造ワークショップなど影も形もないところからのスタートだった。ワークショップのファシリテートも経験ゼロではないが、専門家でもない。
ましてや、グローバルな参加者向けに海外でワークショップなんてできるのか?何もかもが初めてづくしで、チャレンジでしかなかった。
生成AIの出現で変わりつつある世界を先取りして、方法論はつくれそうな感触はあった。
リスク?まぁ失敗したとして、ちょっと恥ずかしい思いをするかもしれないが、やれば得るものはあるはずと腹を括った。

ワークショップのゴールは?

たかがワークショップ、されどワークショップ。
四日間という時間を、いかに濃密な体験の場にできるか。
日頃からデザインシンキングは身についている方だと思う。そして、いつの間にかHow toとして形骸化しつつあるデザインシンキングのワークショップには、思う事もあれば言いたい事も沢山ある。"ワークショップをやった"充実感や、「気づきがありました!」で終わらせたく無い。アイデアが付箋の山の中に埋もれて行くようなのもNGだ。

「デザイン思考はダメだったんで終わり。今はアート思考の時代です。」
バカ言うな!そんなもの、地続きに決まってる。
デザイン思考ができない人間に、アート思考なんてもっと難易度が高い。

個人的にはデザイン思考と呼ぼうが、アート思考と呼ぼうがどちらでも良く、そもそも人間に備わっている創造性に火を点けて、よりよく生きていければ良い。少しでも未来を良い方向に紡ぎ出せるように…

良書に出会い、一瞬で世界の見え方が変わる事があるように、四日間のワークショップで視点や視座が変わるくらいのものを目指す。そのためには目に見える成果が必要だ。必ず良質なアウトプットが出るワークショップにする。

~ 問い ~
四日間のワークショップで質の高いアウトプットが出るには?


~ 課題 ~
1,  全員がプロアクティブになるチームビルド
2, コラボレーションで最大のアウトプットをする
3, クリエイティブシンキングを発動させる
4, コンセプトをストーリーで伝えられる様になる
5, 生成AIの理解と超創造的な活用ができる


目標は29人全員が四日間走り切り、最終プレゼンテーションを成功させること。
世界中から集まったメンバーとNYでワークショップをやり切った満足感のみならず、ちゃんと自分のポートフォリオに加えられるようなアウトプットが出ること。
これを成果物とする。
そう定めた。

————————————————————————-

結果は大成功だったと思う。
29名で編成した6チームが、それぞれ個性のある素晴らしいプレゼンテーションを、イベントメインステージで行った。

彼らのアイデアには直接的なアドバイスは一切していない。若いクリエイターたちは非常に柔軟で共感力が高い。彼らの能力に助けられたと思う。

ワークショップの内容や、アウトプットについてはまた機会があれば、公式発信にて…



おまけ

ワークショップエンディング曲
"Wonderful Future"
Wonder:「何だろう?!」が Full: 「たくさん」の未来
それを創り出すための5つのエンジン


おまけのおまけ

未来創造における生成AIコンセプトについて
スピーチ台本をSunoで"喋らせ”てみたところ…‼︎
次の講演ネタになりそうなので
おまけだけど有料にしておきます
どこかで話しますので、無理に見ないでくださいね。


ここから先は

6,291字

¥ 150

この記事が参加している募集

#AIとやってみた

27,502件

#上半期の振り返り

469件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?