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📕 言語学的ラップの世界

【久しぶり!日曜朝のMo-So Times】

◾️言語学的ラップの世界

音楽もAIでつくれるのか。。

AIで音楽も作れるようになり、色々とトライをしていたら、作詞やラップリリックを自分で書くようになってきた。そんなこと出来ないと思っていたことが、また一つ。。まぁ、まだ出来てるうちには入らないだろうけども。

音楽づくりなんて、自分には縁が無い。そんな才能も無い。と決めつけていたことを、難なく始められたことは、AI時代に起きる変化の一つでもある。

ラップリリックを書いていて、気がつくことが色々。
日本語のラップは、なんとなく亜流というかメインストリームから外れているイメージがあり、そもそも日本語をリズミカルに語るのは難しい。と勝手に思い込んでいた。
そういえば、若い頃は、いとうせいこうやスチャダラパーとか好きでよく聴いていたな。

日本語のラップはムズカシイ…⁈

Suno AIで曲が作れる。ということで作詞もChat GPTが助けてくれる。実際やってみると、案の定というか、英文ラップのリリックは割と韻を踏んだリズミカルなものになる。自分は英ネイティブではないので、”それっぽく”感じるだけかも知れないが。。
でも明らかに、韻を踏んだ単語が選ばれている。
これもデータ量の違いなんだろうし、パターンとして抽出できるものだからかとも思う。
逆に言うと、そのリリックは当たり障りなく、聴いたことがある馴染みのフレーズしか出ていないのかも知れないが。

一方でChaGPTが出力した日本語のラップリリックは、素人がみてもイマイチだな。とわかる。
その理由は…全てを言語化できないのだけど
・韻を踏んでない
・明らかに字余り
・言葉選びが生っぽい
・故に、意味がストレート
・or 意味がわからない

結果的に、なんかダサい。感覚的でごめんなさい。
曲にしても"コレジャナイ"感ハンパナイ
あ、韻踏んでる。。

日本語ラップの今を知る

これは違う。これはイイ!がわかるなら、ある程度は自分で修正できるはずなので、ChatGPTが出してきたリリックを触り始めたのが次のステップ。
そして、最近の日本語Rapを聴いてみて驚く。

めちゃくちゃカッコいい。。

ボクが若かった頃の日本語ラップは、コミック系というか…本家の"怒り"や"不満"も含めた人間のエネルギーをぶつけてくるものとは明らかに違っていた。(1990年代の本家Rapは社会メッセージや政治的テーマが台頭してた)が…
今は、明らかにスタイルも様々だし、それぞれのアーティストが独特の世界観を日本語で表現している。
日本語だからこそ心地よく感じる作品も多い。
コトバの選び方も洒落ていたり、ウィットがあったり。しかもさりげなく韻を踏んで、そのコトバは滑らかに流れる。

♪俺の意見より、嫁の機嫌
〈ZONE : Life Story より〉

そうそう、わかるわかる(笑)
あー!なるほど。。
俺の意見/嫁の機嫌[o-e-o-i-e-n]
韻を踏むのは語尾だけじゃないのね。
だからスルリと耳に入るのか。

言語学的ラップの世界

日本語ラップに興味が出てきたところで
見つけた本がこちら…

言語学的ラップの世界
川原繁人著

日本語ラップを言語学で考察する。
面白すぎる。
韻を踏むのは、心地よいからだとは感じていたけど
プロのラッパーはもっともっと言葉の使い方を追求していることがわかる。
韻だけでなく、破裂音だとか、濁音だとか音の種類もあるし、もっと言うと音をつくり出しているところが、喉なのか口内なのか、舌先か、舌元か、唇か…
つまり、コトバの音は我々にとって身体感覚に結びつくもの。

コトバとは身体を使って発する波動だということに気づかせてもらった。
声を出すためには、心肺が動く。腹の底から声を出す。内臓感覚そのものが音になる。
頭のテッペンに響くくらい、頭蓋骨すら響かせる。

コトバの意味ってなんだろう?
コミュニケーションってなんだろう?

もうすぐ、我々はAIを搭載した製品と当たり前に会話をするようになる。"コトバを通じてコミュニケーションをしている。"ということだが、我々はコトバを通じて何をやりとりしているのだろう?
一体、情報とは何なのか?

ラップリリックを通じてわかったことは、我々はコトバで身体感覚すらもやりとりしている。ということ。

果たして、AIのシンギュラリティとは何なのか?
"機械が人間の知能を越える"とは?何を指すのか?
人間の知能や知性とは、脳の能力だけではないことを忘れてはいけません。

【2022/02/25 朝の散歩中】


追伸

昨日は、Suno AIのアップデートについて書いた。

以前つくった曲をリファインしてアップデートした。

この曲の着想は…
夢の中にChat GPTが出てきて
その答えに「俺はそう思わない」と返した。
え?夢の中のChat GPTの答えは誰が出したのか⁈
というところ。


今回は、日本語ラップについて少し学び
後に韻を踏みなおした。

♪デジタルの海、新たなる波
  創造の旅、境界越える鍵♪

どうですかね?

追伸2

LLM DREAM 2.2 が、Suno AI のトップページTrending 入り!(3度目)
※いつの間にか、Trendingと呼ばずExploreになった

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