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#6【健康】 筋肉量が多い人が病気にかかりにくく、長生きする理由

◆はじめに

近年、筋肉量が多い人が長寿であるという研究結果が注目を集めています。単に体格が良いというだけでなく、筋肉量そのものが健康寿命を延ばす上で重要な要素である可能性が示唆されています。今回は、この説を裏付ける科学的な根拠について解説していきます。


◆筋肉量が多いと長寿である理由

1. 基礎代謝の向上

筋肉は、安静時にもエネルギーを消費する身体の組織です。筋肉量が多いほど基礎代謝が上がり、太りにくい体質になります。肥満は、糖尿病、高血圧、心臓病など、さまざまな生活習慣病のリスクを高めることが知られていますが、筋肉量を増やすことでこれらのリスクを低減できる可能性があります。


2. インスリン抵抗性の改善

筋肉は、血糖値を下げる働きのあるインスリンに対して非常に敏感な組織です。筋肉量が多い人は、インスリン抵抗性が改善し、血糖値が安定しやすい傾向にあります。糖尿病は、合併症を引き起こしやすく、寿命を縮める原因の一つですが、筋肉量を増やすことで糖尿病の発症リスクを下げることができます。


3. 炎症反応の抑制

運動不足や加齢によって慢性的な炎症状態になると、さまざまな疾患のリスクが高まります。筋肉運動は、この炎症反応を抑制する効果があり、免疫機能の向上にもつながると考えられています。


4. 骨の健康維持

筋肉は、骨に負荷をかけることで骨の形成を促し、骨密度を高める働きがあります。筋肉量が多い人は、骨粗鬆症になるリスクが低く、骨折のリスクも減少します。

◆まとめ

筋肉量が多いことは、単に見た目が良いだけでなく、健康寿命を延ばす上で非常に重要な要素であることが科学的に証明されています。筋肉量を増やすため、今日から少しずつ自分にできる運動を始めてみてはいかがでしょうか。

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