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月刊こしら Vol.107 (2024年4月号) 「お前は何回チャレンジしたのか」


「お前は何回チャレンジしたのか」 文・立川こしら

失敗しないコツや、成功の近道を聞きたがる人が増えている気がする。最近そういう人達に出くわす機会が増えたのだ。

昔から一定数居たのかもしれないが、私の立場が変化してきたのが原因かも知れないので、「若い世代は…」とカテゴライズする意味はない。

ただ、コスパやタイパと言った言葉がこんなに市民権を持つ様を見ていると、世代というか時代の流れなのかも知れないとは感じる。

効率がいい

どのジャンルであっても正義と思える言葉だ。私の学生時代であればバイトの時給だ。同じ時間でも時給が高ければ「効率いい」が当てはまる。時給は変わらなくても作業量が少ないとなるとやはり「効率いい」となるだろう。勉強にしてもそうだ。時間を短くその上で覚える量が多い。部活でも練習時間が短くて結果が出る状態を「効率いい」と表現した。

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