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世界一視聴困難な映画!?

映画1本が完成するまでに、一体どのくらいの作業や期間が必要なのでしょう。
一般的に企画立案から完成まで約2年半くらいはかかると言われています。
企画、脚本、監督・スタッフ編成、キャスティング、契約、撮影、編集、宣伝、試写、公開ともちろん映画によってそれぞれの期間は異なりますが、制作発表されてから公開まで観客は待ち遠しいものです。
そんな中、待ち遠しいどころか、生きている間に観れるか分からない(恐らく観れない)映画が誕生しました。
それが『100イヤーズ』という作品です。

100イヤーズ

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『100イヤーズ』は2015年に製作されたフランスのSF映画です。
公開は映画の完成から100年後となる2115年を予定しています。
本作の経緯としては、2015年11月にマルコヴィッチとロバート・ロドリゲスがレミーマルタンとチームを組み、100年かけて作られるコニャックルイ13世にインスピレーションを得た映画を製作したことを発表しました。
プロットは完全な秘密となっていますが、同月18日に「Retro」、「Nature」、「Future」の3本のティーザー広告が公開されました。
ちなみに、ファレル・ウィリアムスがルイ13世とコラボレーションして作曲した「100 Years」は、2117年に発売される予定になっています。

どんな映画?

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あらすじとしては、100年後の地球の姿を描いており、「化学兵器によって荒廃し、自然に支配される地球」、「テクノロジーに支配された暗黒の世界」、「人間型ロボットから逃げ回る人間」の3パターンの物語が展開します。
上映時間は発表されていません。
また、キャストはアメリカ人俳優のジョン・マルコヴィッチ、中国人女優のシュヤ・チャン、チリ人俳優のマルコ・ザローの計3名が出演しています。

保管方法

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完成した映画フィルムは防弾ガラスで防護された最先端金庫に保管され、公開日の2115年11月18日に自動開錠されることになっています。
プレミア上映の鉄製招待券はマルコヴィッチ、ロドリゲスを含む世界各国の1,000人に配布され、彼らの子孫とルイ13世のセラーマスターが鑑賞する予定です。
映画フィルムが保管された金庫は第69回カンヌ国際映画祭や各地の都市で展示された後、コニャック・コミューンにあるルイ13世のセラーに保管されました。

本作を観る夢は叶うのか

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人間の寿命は長くても100年と少し。
2020年現在、20歳の人がこの映画を見れる頃には115歳。
今生きている大抵の人間は、観ることが不可能に思えるが、今後長寿になったり、医療が発達すれば観るという夢も叶うかもしれない。
本作は映画好きにとって生きる希望
もしかすると、もう100年後には映画館で映画を観るという時代ではないかもしれない。
どうあれ、一映画好きの私としては何としてでも本作を観るまで死ねません。

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