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「石の上にも三年という病」Voicy[職場の治療室]

「石の上にも三年」という病

音声サービスのVoicyで放送されている、「職場の治療室」(産業医の大室正志先生リンクアンドモチベーション取締役の麻野耕司さんがパーソナリティーを務めていらっしゃいます!)というチャンネルが大好きな私の勝手な書き起こしです!

今回は『「石の上にも三年」という病』回です。

ー『「石の上にも三年」だと思って仕事を頑張りなさい。』ということが一体良いのかどうか?

大室先生…とりあえず三年やってみようという考え方は多い。一つの事業や仕事が3年くらいやらないと見えてこないものがあるという意見として一定の合理性がある
もう一つは、3年以内に辞めたらあなたが損するよという考え方。しかし、職によっては、半年で損切りしたほうがキャリア形成において得だという考え方もある。
今この現代社会においては、半年で合わなかったから辞めましたという人を採ってくれないという状況でもない。それを現状認識することも大切。

麻野さん…青い鳥症候群のように、「行きたい会社がありました、やりたい仕事が見つかりました!」「やっぱりこの仕事は自分のやりたい仕事では無かったです」と言って半年経たないうちに、何度も転職を繰り返している人もいる。幸せな青い鳥を求めてずっと仕事を変えていく。こういう場合、仕事がやりたくないことだからというより、仕事が出来ないからのことがある。自転車を漕ぐことと同じように、出来るようになって初めて見える世界がある。青い鳥症候群の場合は、補助輪を外して出来るようになる前にやりたいことでは無かったと言っているのと同じでは?

【お二人の意見】
エントリーは楽だがそこからが大変な仕事と、一度習熟すればある程度食べてはいけるという仕事もある。出来はするが合わないという仕事があるのも納得出来る。
外部環境が変わっているから、全ての仕事を「3年やらないと出来るようにならない」とくくってしまうのはよくない

仕事ができるようになるまでに、半年かかる仕事もあれば、5年、10年かかる仕事もある
数学の世界では若い時の発想で賞が取れたりするが、医師の世界では、経験やデータが必要なので、若い時には賞を取りづらいことのように、職種・競技によってそれは違う
仕事によっては、3年くらいやらないと見えない世界があるという仕事もある
どのくらいの期間で仕事が出来るようになるのかをそれぞれの職場が提示するのがいいのかもしれない。

「石の上にも三年」と言ってくる人が、どれくらい考えてそれを言っているか、きちんとその意図を説明することが大切。今の若者は、将来が保証されているとは思いにくいので、見通しを伝えてあげることが大切。

【石の上にも3年という病に対する処方箋】
ー 石の上にもN年。


【私の感想】
大室先生と麻野さんがパーソナリティーを務めていらっしゃる「職場の治療室」というVoicyのチャンネルが大好きな私。全ての回を聞いてきて、なぜこの番組を自身が愛して止まないのかが見えてきて、それは、「物事には○○という側面もあるけれど、●●という側面もある」ということを、お二人がそれぞれの専門知識とご経験・教養をフルに駆使して語ってくれるからだということです。
企業や組織は人の集まりで、人には様々な側面がある。ひとくくりに白か黒かでは判断出来ない。ということを、うまく言語化してくれているのが、「職場の治療室」という番組だと私は思っています。
 私の文章力がまだまだ未熟過ぎるので、このまとめでは、このチャンネルの面白さが伝えきれていないのですが、「職場の治療室」は学びになると同時に、お二人のやりとりがすごく面白いのです!Twitterでも私はよく呟かせて頂いていて、どれだけ好きなんだと自分でも苦笑いなのですが、とにかく面白く、為になり、癖になるチャンネルなので、ご興味がある方は是非是非聞いてみてください(^^)

https://voicy.jp/channel/664/17266








書けども書けども満足いく文章とは程遠く、凹みそうになりますが、お読みいただけたことが何よりも嬉しいです(;;)