見出し画像

俺の地元店 -個人店- 第1話

ココイチ・はなまる・はま寿司・かつや・王将・すき家・松屋・びっくりドンキー・なか卯などの全国チェーンはもちろんよく行く。しかしこれらの店は基本どこで食べても同じ量で同じ味がする。8番らーめんは以前石川県で食べたら福井のとは少し味付けが違っていた。あまり旨いとは思わなかった。
それに比べ地元の個人店は、店主がそれぞれに工夫を凝らし、店によって色んなものが食べられる。なので地元の個人店もよく行く。少し紹介する。

カフェ&カジュアル居酒屋 風(Fu)

俺の住む越前市からは少し遠いが、日赤の帰り道にあるのでよく行く。カフェ&居酒屋とあるがここで珈琲や酒を飲んだことはない。もっぱらランチ利用だ。バイク好きのマスターが作る料理は、どれを食べても旨い。恐らくマスターは味というものが分かっているのだろう。この店の目玉は「ステーキ丼」だ。隠し味に大野の醤油を使ったソースは絶品で、知り合いを連れて行くと最初にこれを勧めることにしている。
俺はステーキ丼は卒業し、今は「日替わりランチ」を毎回頼む。これがまた旨い。生姜焼きやメンチカツなどのメインと、サブで別の揚げ物・野菜サラダのほかに、煮物・みそ汁も付いてくる。ご飯はお替り自由だが、俺の場合は最初からどんぶりメシが来る。ぜひ行ってみて欲しい。

手打ち蕎麦 勘助

俺の家から歩いて5分ほどのところにある「勘助」。小さい頃からお世話になっている。今の店主は確か4代目。ここはそば屋なのに玉子かつ丼が人気。確かに旨い。かつにトロットロの半熟玉子がかかっている。かつもただ揚げただけでなく味付けが施されている。一度味付けを聞いたが教えてくれなかった。
もうひとつの楽しみが「冷やし中華」だ。勘助のそれは、からしではなくワサビで食べるのだ。ワサビに合うように味付けしたスープは、溶かしたワサビと共に最後まで飲み干せる。酸っぱさが口に残る訳でもなく、満足感だけが心に残る。そば屋なのにオムライスも人気がある。そば屋というより大衆食堂なのだと思う。

土の駅 今庄

我が家からは車で40分ほどかかるが、割とよく行く。蕎麦が旨いのだ。山が近い今庄の水で煮炊きするものは全部旨くなる。米も自分の田んぼで作っていて、JAのように色んな米と混ぜていないので本当の米の味がする。「ソースかつ丼セット」は、チキンかつを使っている。特にチキンを食べたい訳ではないが、ここでしかチキンかつなんて食べないのでそれはそれで良い。ついてくる蕎麦はお替りがしたくなる程。
「土の駅Aセット」は、今庄の山菜などを天ぷらにしたり、特製の昆布巻きなどが9種類入ったおかずとご飯・蕎麦のセットだ。俺はこの店に来るまで山菜は一切食べなかった。社長と店長に「いつも茶色いのばっかり食べてー。ここに来た時くらい緑のもん食べねへーや!」と言われ恐る恐る食べたら旨かった。

Tabby's Cafe

西日本最大級のギターショップ「Tabby's Guitar&Music」の奥さんがやっている「タビーズカフェ」。同じ建物内なのでどうしてもギターショップに寄ったら顔を出してしまう。最近ランチは定期的に変わる1メニュー制になった。忙しいのだと思う。いつ行っても女性客で混み合っていて、男の俺は窓に面したカウンターで食べている。それを差し置いても旨い。ソースの鉄人と言われる女性シェフが作る料理は、本当は毎日食べたいくらい。それにママの作るケーキやクッキーは食べ始めると止まらなくなるので注意が必要。ニューヨークまで行ってブルックリンスタイルのカフェを調べ上げた結果なのか、ここのコーヒーだけはコーヒー嫌いの俺でも飲める。ブラックで飲むのが一番旨い。

次回へ続く・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?