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Find the Cost of Freedom (CSNY) 〜 歌詞和訳

Find the Cost of Freedom 〜 歌詞和訳

"Find the Cost of Freedom" は Crosby, Stills, Nash & Young の曲で、Stephen Stills による作詞作曲。この歌が 1970年6月にリリースされた時の背景については次章にて。

この歌の歌詞そのもの、そこに使われている言葉は至ってシンプルなものなのだが、最初 2003年に和訳を試みた後、2007年になって改訂してみた。以下は後者の方で、併せてこの下に前者のヴァージョンも掲載する。

なお、このヴィデオのリンク先イメージ、そしてヴィデオ再生後 0:56 以降に現れるこの写真を含む 2枚の写真は、上に書いたこの歌のリリースの背景すなわち次章で取り上げる件に直接かかわるものである。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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自由の代償を見つけ出せ
そいつは地中に埋められてる
母なる大地がおまえを飲み込んで
おまえのからだを横たわらせてくれるだろう

自由の代償を見つけ出せ
そいつは地中に埋められてる
母なる大地はおまえを飲み込んで
おまえは静かに横たわることが出来るだろう

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*以下のヴィデオでは、1974年にリリースされた CSNY のコンピレーション・アルバム "So Far" のカヴァー(Joni Mitchell が描いたもの)が使われている。

なんと(!)今日初めて知ったんだけど、どうやらこの歌の邦題は「自由の値」だったらしい。"Cost of Freedom" は一般的には「自由の値」と、つまりこの文脈での "Cost" は「値」と訳されることが多いのかな。自分としては上に先に掲載した方の「代償」の方が、ここでの訳し方としては好きだけれど。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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自由の値を見つけ出すんだ
そいつは地中に埋められている
そうしたら母なる大地がおまえを飲み込んで
おまえのからだを横たわらせてくれるだろう

自由の値を見つけ出せ
そいつは地中に埋められている
そうしたら母なる大地がおまえを飲み込んで
おまえは静かに横たわることが出来るだろう

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上掲の 2つの和約歌詞は、以下リンク先の筆者のホームページ上からの転載。ただし、2001年夏に本で独学した HTML基礎知識のみで立ち上げたホームページで、それ以降、仕様を変えておらず(数年前から更新もしていない)、いま現在スマホから閲覧しようとすると OS 次第で文字化けする(パソコンからであればおそらくどのブラウザでも閲覧可能)。

2007年2月11日にアップ(本 note 投稿においては最初に掲載した方)。

その 4年前、2003年2月15日に初めて翻訳してアップした方。

Find the Cost of Freedom は、ケント州立大学(オハイオ州ケント市)における州兵による学生銃殺事件に抗議して作られた OHIO とのカップリングでリリースされた

"Find the Cost of Freedom" は既に 1969年8月のウッドストック・フェスティバル(Woodstock, "Three Days of Peace and Music")におけるステージ上で Crosby, Stills & Nash が歌っているが、この歌があらためて Crosby, Stills, Nash & Young によってスタジオでレコーディングされてリリースされたのは、1970年6月のことだった。

その前月、1970年5月4日に、アメリカ合州国オハイオ州ケント市にあるケント州立大学でアメリカによるヴィエトナム攻撃・ヴィエトナム戦争に対する反戦とアメリカ政府による反戦運動弾圧に対する抗議のデモが行なわれている最中に州兵が実弾射撃による弾圧を行ない、デモ参加者でない2人を含む4人の学生が殺されるという痛ましい事件が発生したことを受け、Neil Young がすぐさまプロテスト・ソングとして "Ohio" を作詞作曲、同5月21日に早くも  Crosby, Stills, Nash & Young によるスタジオ・レコーディングが行なわれたのだが、このときに併せて同じ 4人による "Find the Cost of Freedom" が録音され、翌1970年6月、この 2曲のカップリングによるシングル・レコードがリリースされることとなったものである(いわゆる A面が "Ohio" で、B面が "Find the Cost of Freedom")。

画像1

以下の "Ohio" のミュージック・ヴィデオ 〜 当時の州兵による学生銃殺事件の模様が取り上げられているからに違いないのだが「年齢制限」がかかっているものの、勿論その制限年齢にかからない限り YouTube 上で問題なく視聴可能 〜 の下に、ヴィデオを観ながら気づいたメモと歌詞について以前(2017年5月)Facebook 上に投稿したものをそのまま転載しておく(Facebook 友達の大半が海外なので英語で書いていたものだけれども、今日の note 投稿での転載にあたって一箇所だけ日本語で注釈)。

OHIO 〜 Crosby, Stills, Nash & Young, written by Neil Young immediately after Kent State Massacre on May 4, 1970 (*1)

(Sandra Lee "Sandy" Scheuer は犠牲者4人のうちの一人)

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0:00
left : (probably??) an old woman carrying a placard "EVERY COMMUNIST IS A FINK !"
right : Students holding a picket sign "UNIVERSITY VIETNAM PEACE COMMITTEE PROTEST"

0:02
A picket sign on which 2 words are written
"HEIL NI x ON" (like "Heil Hitler" using the mark of NAZI, here in my text "x" is used instead of that)

0:03 - 0:05
4 photos of 4 victims killed by "tin soldiers and Nixon"
4 photos of 4 who used to be ALIVE, LIVE their respective LIVES

0:06 -
Three picket signs "END THE WAR IN INDOCHINA VIETNAM", "END THE WAR ..." and "STOP THE Killing IN VIETNAM"

0:50 - 0:54
A photo of a smiley face of the 20-yr-girl Sandra Lee "Sandy" Scheuer who used to have a beautiful smile

while Crosby, Stills, Nash & Young sing "What if you knew her"
("And found her dead on the ground ..")

0:55
A photo that shows the only 14-yr-girl Mary Ann Vecchio kneeling over the body of Jeffrey Miller, who was shot by "tin soldiers and Nixon" the Ohio National Guard, moments earlier.

Vecchio had joined the protest while visiting the campus, where she had befriended two of the other students who were hit by gunfire that day: Sandra Lee "Sandy" Scheuer, who was killed; and Alan Canfora, who was wounded.

And 1:30 ... I've found Hebrew alphabets and then figured that at least some of 4 victims (killed by "tin soldiers and Nixon" in the Kent State Massacre) were JEWISH.

Of course, no matter if Jewish or not in general, I mean, any race's lives matter, a Jewish man's life, an Arabic man's life, a White man's life, a Black man's life, an Yellow man's life, of course a Woman's life ... every human being's life matters, though, there can be the reason why I give my attention to this fact.
It is worthy of remark, note, on this moment for today for me. (もともとユダヤ系アメリカ人には平和や人権擁護を求める運動に参加する人たちが多いのではないかという印象を持っているのだが、この時もそんな彼らが反体制的な運動に参加し母国アメリカ合州国の政府の弾圧に遭って命を落としたことについて、日頃イスラエルによるパレスチナ人弾圧を批判し、そんなイスラエルに一方的に肩入れするアメリカ政府やアメリカ政府のイスラエル「守護」「擁護」を要求し続けるアメリカのイスラエル・ロビイストグループ (にはユダヤ人がかなりいる) を批判している自分として、何とも表現しようのない複雑な気分であらためて思いを巡らせた)

LYRICS:

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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*1 以下は、上掲のプロテスト・ソング "OHIO" を Neil Young が作る契機となった 1970年5月4日のオハイオ州ケント州立大学における州兵による学生銃撃・銃殺事件である「ケント(州立大学)虐殺事件」, "Kent State Massacre" についてのヴィデオ。こちらには年齢制限をかけず OHIO のミュージック・ヴィデオの方には年齢制限をかけている YouTube の非合理(どちらにも制限は必要ない、誰もが閲覧可能としてよいのでないかというのが筆者の考え)。

"Find the Cost of Freedom" LIVE

Find the Cost of Freedom 〜 from Crosby, Stills, Nash & Young 1971 live album "4 Way Street"

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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自由の代償を見つけ出せ
そいつは地中に埋められてる
母なる大地がおまえを飲み込んで
おまえのからだを横たわらせてくれるだろう

自由の代償を見つけ出せ
そいつは地中に埋められてる
母なる大地はおまえを飲み込んで
おまえは静かに横たわることが出来るだろう

Bonus tracks: CSNY, Neil Young 関連

1)~3) は Neil Young の "Heart of Gold", 4) は David Crosby 作で Crosby, Stills, Nash & Young の "Almost Cut My Hair" と同曲収録アルバム "Déjà Vu", 5)~7) は Graham Nash 作で同じ "Déjà Vu" に収録された "Teach Your Children", 8) 9) は Neil Young の "When God Made Me" に関するもの。

"Heart of Gold", "Teach Your Children", "When God Made Me" の 3曲は、筆者による歌詞和訳つき。

1)

2)

3)

4)

5)

6)

7)

8)

9)


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