マガジンのカバー画像

Lyrics 歌詞の翻訳

147
好きな海外の歌(英語の歌が中心、というか他の言語は翻訳無理)と歌詞の日本語訳を投稿します。別のテーマを取り上げた投稿であっても、歌詞の翻訳を掲載した投稿は、このマガジンにも収録し… もっと読む
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

アニー・レノックス "Something So Right” (ポール・サイモン) 〜 歌詞和訳

Would I Lie to You? 〜 ユーリズミックス Annie Lennox と Dave Stewart の Eurythmics が世界的な人気を誇るようになったのは 1983年の "Sweet Dreams (Are Made of This)" が(イギリスのミュージシャンながらアメリカ合州国のチャートに言及してしまうと) Billboard Hot 100 で 1位となる大ヒットを記録して以降だと思うけれど、 この曲が収録された同名アルバムがリリースされ

歌詞和訳 〜 Something So Right(ポール・サイモン)

音楽の世界の小さな巨人ポール・サイモン, 今年は傘寿!音楽の達人ポール・サイモン。幸い, これまでに 2度ライヴを観たことがあって、1991年10月12日に Born at The Right Time Tour の際の来日公演を東京ドームで妻と2人で観て、また、2009年7月11日にはサイモンとガーファンクルとして来日した時の東京ドームでのライヴを妻子と3人で観て、それぞれ, 素晴らしいライヴ・パフォーマンスを堪能することができた。 「洋楽」という言葉の定義は非常に曖昧で

1983年4月26日 ユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行への出発(横浜から船でソ連, 今のロシアのナホトカへ) 38周年 〜 "Every Picture Tells a Story" (Rod Stewart): 歌詞和訳

バイトで金貯め, 計画的に留年・休学へ これは今日の note 投稿1本目の冒頭の, 同じ見出しの章に書いたのだった, コピペ転載しようと思ったけど、それはやめて件の投稿テキストへのリンクを(笑)。 第1章が「バイトで金貯め, 計画的に留年・休学へ」で、残る第2章・第3章は「旅立つ前に読んだ本、戻ってから読んだ本の中から..」および「旅立つ前に聴いていた曲 ♫」。 1983年4月26日、横浜港を発ち、ソ連(ロシア)のナホトカへ, まずは 2泊3日の船旅1983年4月26日

ブルーズ歌詞和訳 〜 ボビー・ブランド, エリック・クラプトン etc., "Further On Up the Road" ♫

You reap what you sow 〜 新約聖書「ガラテヤ人への手紙」より, ってかこれ, 仏教用語の「因果応報」だね この歌、歌詞は 4年ほど前に訳した。今日のこの note 投稿でいろんなヴァージョンの Further On Up the Road を載せてるけれど、それぞれの英語の原詞は99%程度(!)正確。筆者による和訳の方は、それぞれの英語歌詞に合わせつつも、どれも基本は意訳(直訳・逐語訳した日本語にしてしまうとヘン!)。当然ながら、英語で書かれた原詞の意味

ブルーズ歌詞和訳 〜 ベッシー・スミス, エリック・クラプトン: "Nobody Knows You When You're Down and Out" ♫

前説, 歌詞に登場する "Eagle", 1ドル紙幣の裏の「鷲」 一昨日、同じくブルーズ・スタンダードである T-Bone Walker 作 "Stormy Monday" に関する note 投稿をし、昨日はその歌詞の和訳に関する note 投稿をしたのだが、 その際、"Stormy Monday" の歌詞の中の "Eagle flies on Friday" について少し補足説明をして、"Eagle" はアメリカの 1ドル紙幣の裏に描かれている Eagle (つまり鷲,

ブルーズ歌詞和訳 〜 Stormy Monday (T-Bone Walker, Allman Brothers Band, Robert Jr. Lockwood..) ♫

前説, そして歌詞和訳「ことわり書き」昨日「Stormy Monday 〜 そのベストスリーを選ぶ」というタイトルでブルーズ・スタンダードの超有名曲 "Stormy Monday" の極私的ベストスリーについて note 投稿した。 その中で、月曜日から日曜日まで「一週間」の全ての曜日に律儀に(まぁ曜日に義理があるわけではないんだけど, でも日曜日とかはクリスチャンにとっては特別な意味があるって言えばそんなもんかな)触れながら自らの境遇を悲嘆するような内容のこのアフロ・アメ

Stormy Monday 〜 そのベストスリーを選ぶ

前説, そして歌詞についてこの歌の「正式」タイトルは "Call It Stormy Monday (But Tuesday Is Just as Bad)", それと、「ベストスリー」と言っても、ブルーズ「愛聴」歴46年の拙者の嗜好によるということに過ぎないけれど。長く聴いてりゃ分かるなんてもんでもないからナンタラ歴ナン年なんて書くこともないんだろうけど、そもそも書いたように別に音楽「評論家」が書くようものをいま書こうとしてるわけじゃないし、ただわりと長いこと聴いてきたけど

ショッキング・ブルー「悲しき鉄道員」(邦題!) 〜 浮気男の代名詞にされた鉄道員の悲劇

歌詞和訳 〜 "Never Marry a Railroad Man" ♫これって「鉄道員」についての歌ではないですね、タイトルを文字通りに訳せば「鉄道員なんかと結婚しちゃダメよ」って感じだけど。今日の note 投稿タイトル、最後の「悲劇」の後に「(笑)」をつけてもいい。 昨日の note 投稿(「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー)の中でこの歌の邦題はどうして「悲しき鉄道員」になったんだろうってことについて書いたけれど、少なくとも冗談めかして言えば、移り気な男

「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー

「洋楽」の入り口, 「洋楽」(の世界)の扉「洋楽」という言葉の定義は非常に曖昧で、時代やあるいは語られる文脈次第で意味にズレが生じるきらいがある。そもそも、少なくとも筆者が「洋楽」なるものを(意識して)聴くようになった半世紀ほど前の時点では多くの日本人にその意味するところに関してほぼ共通の認識があったと思われる「洋楽」なる言葉、今やさして使われなくなっているのではないかと思うし、今も使われるとしても語られる時には既に半世紀ほどの前のその意味とはだいぶ異なるものになっている可能

仮面 〜 マルディグラ(ニューオーリンズ), カーニヴァル(ヴェネツィア), Eyes Wide Shut 〜 2001年宇宙の旅/エコーズ

ミル・マスカラスも取り上げようと思ったんだけど、「ほぼ」いつもながらのてんこ盛りになるのでまたの機会にした。なぜミル・マスカラス? .. 今日の note 投稿テキストの核にあるのはマスク、つまり仮面。知っている人は知っている(笑)、彼の別名は「仮面貴族」。何を隠そう(隠すこともないか)筆者、小学校4年か5年の頃、ミル・マスカラスに会ってあの肉体美にタッチしたことがあるのだ。大ファンだったし、試合観て試合後にリング下に降りてきたマスカラスに迫り(サインももらったはず、あの時の

マルディグラな土曜日に 〜 「夢のマルディ・グラ」(ポール・サイモン): 歌詞和訳

前説マルディグラ(Mardi Gras)というのはもともとフランス語で、意味は「肥沃な火曜日」だとか。「マルディグラな土曜日に」とは、「肥沃な火曜日な土曜日」。意味不明だね。筆者本人的には意味不明というわけでもないけれど。まぁ今日2021年4月3日は実際、土曜日だし、その昔、2005年9月10日の土曜日には「マルディグラな土曜日」というタイトルを付けた日記を書いたことがあるし、今日の土曜日にこれからポール・サイモンの歌 "Take Me to the Mardi Gras",

Kodachrome (ポール・サイモン) 〜 歌詞和訳

なぜ Nikon のカメラの写真なのかって? それはこの歌で "Nikon camera" と歌われているから。発音はアメリカ合州国式に「ナイコン」だけど。 超絶ゴキゲンなポップ・ソング "Kodachrome" 〜 歌詞和訳ヨーガクを聴き始めて半世紀、(ヨーガク的な日本の歌を含め)いまだこれ以上に「極上」のポピュラー・ソングを聴いたことがない。音楽というのは自分にとってまずは極めて私的な体験だから当然ながら自分の音楽嗜好上の趣味・テイストがそう言わせている訳だけれども、実