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チェロ できないことには対策をする
私は音符が読めない。
そして音符と左手の位置を、まだ全ては覚えていない。
左手の位置は追々として一年半が過ぎたが、
一番肝心なのは音符だ。
線の上や線の間に♩があってもいまいちどこにあるか見えないのだ。
一つずつ指で押さえて数えないと♩がどこにあるのか分かりにくい。
一応基準点としてファの音符の位置だけは覚えている。
そこからいつも指で押さえながら音を数えていくのだ。
視界はぼやけているわけではなく、とてもクリアなんだけれど、そうしないと見えにくいのだ。
それでも基準点の音符をヘ音記号バージョンとトーン記号バージョンで読み間違えて、先生をお苛立ちさせていることは今もって進行形だ。
でもこれは小さい頃からなので諦めることにした。
だからこれをどう工夫して補うかだ。
考えた末、音符と左手の指の位置を全部書いた一覧表を作った。
だが作ったとて、正解かどうかも分からないので教室に入った途端、先生に合っているかを見てもらう。
大体は合ってたみたいだ。大体は。
練習曲では、初めて拡張型というものを習う。
一覧表にして作った中で、♩に♭や#のマークのついているものがない音を突如人差し指を上に延ばして音を出すらしい。
ここでいきなり、作ってきた一覧表が役に立った。
一覧表があれば、どの音のときにそれをしないといけないかが分かるのだ。
そして♩を間違って読んでいるときは先生はお苛立ちが見えているけれど、
「これがあるから大丈夫!」
と意気揚々と取り出して、私はちゃんと音符を読んでいる。
続いて課題曲。
あまりにも難しくて、初めて毎日練習していった。
拡張型のところ以外はとてもうまく弾けたと思った。
初めて弾いた割になんとスムーズに上手だった。
特に先生からはお褒めの言葉は全くもらっていないけれど、
ものすごく自己満足して帰った。
これから一覧表がものすごく活躍するのも楽しみだ。
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