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春dan『アラブ料理を食べに行く』

新しい出会いを求めて。
職場の同僚とアラブ料理を食べに行った。
最近、異国の料理を食べに行く会が月に一度開かれるようになった。
今回は突然書くけど、実は2回目。

アラブ料理と書いてあったので、アラブ首長国連邦の国の料理だと思っていたら、ヨルダンの人がつくる料理だった。ということはヨルダン料理なのか?と考え直し、事前に、地図でヨルダンの場所や宗教などを勉強してから行った。(ちなみに私は地理が苦手で、海外の場所や日本の都道府県場所もあまり分かっていない。)でも好奇心は旺盛だ。


お店の雰囲気はアラブ系?モロッコ系?
どちらにせよアラブ方面には行ったことがないので、どれが正解かは知らない。でも雰囲気はとてもよく、明るく清潔感のあるお店だった。


食べたかったメニューが全てコースに含まれていたので、その場でコースを注文した。


レンズ豆のスープと菩提樹のジュース

スープは豆の味がとてもしていて、何かカリっと揚げたものが入っていて美味しかった。上に青ネギが乗っているのが意外だった。青ネギを食べた瞬間だけ、突如和風になる。

菩提樹のジュースは正式名を忘れたけど、スッとするようなほんのり酸味のある味で、真夏には抜群に体を爽やかにしてくれるような味がした。


前菜。食べてみたかったものが3種類あった。

ひよこ豆とゴマのペーストフムス、焼きナスとゴマのムッタバル、焼きナスとトマトなどグリル野菜のフムス、アラブのパン、、クッベ(レバノン代表の料理)、真ん中はブドウの葉でライスを巻いたもの。

このフムスとムッタバルとクッベを食べてみたかったのだ。
フムスは少し酸味がありながらもゴマのすこしこってりした感じ。
焼きナスとゴマのムッタバルは、夏に焼きナスと生姜の出汁びたしをよく食べていた私は、口に入れるたびに懐かしい気持ちになった。
グリル野菜のフムスはラタトゥイユの野菜を細かく切った感じ。
クッベはコロッケのような感じ。ピロシキを思い起こす中身で美味しかった。
ブドウの葉をライスで巻いたものは、少し桜餅を食べているような気になるが、風味はまた違い、何か少し香りがあった。ブドウの葉の香りだったのだろうか。

3つのペースト状のものは、すべてアラブのパンと共に食べた。初めは分からなくて、パンの上にのせて食べていたが、パンが薄く二枚になっており、間に挟むことができることに気づいた。

乗せてたべるのと、挟んで食べるのは全然味が違う。乗せるとペーストの味が濃く感じるが、挟んで食べるとまろやかでパンとペーストが一体になっていた。私は挟んで食べる方が好きだ。


奥がメインディッシュとアラブパン

アラブパンがくるまれた布巾に、突如『和』を感じる。
実家や祖父母の家、学校の調理室に必ずある布巾。
これがヨルダンの人にはピッタリきたのかぁ。


メインはクフタゴマソース

今回はラム肉のメインディッシュにした。
正直私は、ラム肉のくせが苦手だった。今回も一口目はやはりくせが苦手だなぁと感じた。
ところがこれをアラブパンの間に挟んで食べると、あら不思議。くさみはほとんどなくなるのだ。ハンバーガーのように食べることができた。むしろとてもおいしかった。ちなみにクフタゴマソースは酸味のあるソースだった。ヨーグルトのような感じ。



温かいデザート

デザートは3種類あった。その中で、『あたたかい』という言葉に魅かれ、このメニューをチョイス。鉄板鍋?のようなものに入って出てきた。店員さんがその場で、お好み焼きのようにてこで切って分けてくれた。
すごくいい香りがする。
ココナッツのような甘い香り。でもこれはギーというものの香りらしい。
ギーが何か分かっていなかった。周りはその油?で揚げてあるのかカリカリになっていて、中はチーズがとろ~り。そして甘い。ものすごくカロリーが高いデザートだと分かった。たぶんこれは二人で半分に分けるより、四分の一ぐらいの方がちょうどよいのかもしれない。


ただこれには菩提樹の甘いジュースではなく、コーヒーの方が合うのではないかとアラビアコーヒーを追加注文した。


アラビアコーヒー

普通のコーヒーと何が違うのか。淹れ方は見ていないので分からないけれど、カルダモンのスパイスが潰した状態で入っていた。これが特徴らしい。

カルダモンの少し爽やかな香りがした。コーヒーとカルダモンの初めての組み合わせに感動し、次の日家でもやってみた。
ミルクコーヒーにはあまり合わないかも。

やっぱり、カロリー高めのこってりあまいデザートによく合うのかもしれない。あの甘くて香り高いデザート、また食べたくなった。

すべてどの料理もおいしかった。


お店の中は女性が多かったが、夜も更けてくるとおそらくアラブ地域の人が訪れてきていた。現地の人が食べても美味しいお店のようだった。


仕事帰りに行ったので、疲れ果てていたが、食事が終わるとお腹もかなりいっぱいで同僚(歳下)とお互いを分析しあったことで、私は少し元気になって帰った。


楽しいイベントをありがとう。


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