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台中 駅から市場へ

台中駅の2階から街並みを見ると、東側に市場が広がっていた。
市場は好きなので行ってみようと、1階に降りた。
1階はバス乗り場になっており、沢山の人が家財道具と共に布団を引いて寝ていた。今まで歩いてきた道や駅の雰囲気と違ってい驚いた。


でも他の道が見当たらないので行くしかない。
合間を縫って、市場へ向かった。
2車線の道路両側に市場が広がっている。
市場の多くでは商店街のように少し屋根のある場所で大量の果物や野菜、乾物が売られていた。その合間に太刀魚専門店やお肉屋さんがあった。

また、個人でトラックに商品を乗せて野菜や果物、壺を売りに来ている人もいれば、おばあさんが『自家製栽培 バナナ』と中国語で書いた看板を置いて5束ほどのバナナを売っているバナナ専門店となっているところもあった。

『自家製栽培』でこの量の商品だけとは庭で採れたということではないのか?と思うが、正式な市場なのか、好きに売りたい人が売りに来る場所になっているのかよく分からない。


そこへ、スクーターに乗ったたくさんの女性が、買い付けに来ていた。どうも現地の人たちが利用する市場のようだ。


大量のドラゴンフルーツとパパイヤ

果物や野菜を売るお店では、大量のドラゴンフルーツや釈迦頭、パッションフルーツなどが並んでおり、すべて1斤あたりの値段が書かれている。
大量にあるパッションフルーツや釈迦頭などから、袋に好きなだけつめて重さをはかってもらい、値段を払う仕組みのようだ。

沢山の現地女性が皆大量に袋に詰めている。おそらく家族ようにスクーターに乗って購入しに来たのであろう。

お店の人がパッションフルーツを切って渡してくれた。
甘酸っぱくて美味しかった。

日本ではなかなか食べられない釈迦頭と父がロンブーという果物を食べたいというので、この2種類を購入することにした。


現地の人たちと一緒に物色する。
お店のおばさんやおじさんも色々中国語で「おいしいよー」「安いよー」的なことを話しかけてくれる。

とりあえず釈迦頭1つとロンブーを2つもってお店のおばさんに渡した。
現地の人みたいにたくさん買っても日本には持って帰れないからだ。

おばさんは驚き「これだけでいいの?!」的なことを言う。
「うん」とうなずくと、果物の重さを測ってくれるおじさんに渡す。
おばさんは「日本人だったわ」とおじさんに言っていた。
おじさんは「これじゃ1斤もないよ。どうしよう」と言いながらおばさんに相談し、ざっくり「26元」と計算してくれた。

妥当な値段だと思ったのでお金を払った。スーパーで買うより断然安い。
市場の人たちは親切な人たちだった。




私はどこの国に行っても現地の人に間違われる。
香港でもオーストラリアでも道を聞かれる。
それぞれ現地の言葉で話しかけられるが、いつも分からない。

私も観光客だよ。なんなら、今空港から来たばかりだよと思いながら、なぜか道を教えてあげたり、分からないという表情を作ったり、それぞれに対応している。


今回も早速私は現地または中国から来た人と思われたようだ。
でも言語が伝わらないと分かると、話しかけてくれた人は「あっ日本人だった」というリアクションにすぐ変わる。


なぜ日本人と分かるんだろう。韓国の人とは違うのか。
これまではマスク生活ではなかったので、顔も前面に出したうえでも現地の人に間違われていた。
でも今回はマスクをしているので、目元部分だけが見えている。
なのに、言葉が通じないと分かると目元だけで日本人だと分かるのか不思議だった。服装だろうか。


まぁどこに行っても現地の人に思われることも謎だけれど。



後で、この市場について調べてみたが、どの本やネットにも載っていなかった。なんならgoogleマップにも載っていなかった。
父親とあれはいったい何だったのか、まぼろしか?と言いながら結局なんの市場か未だに分かっていない。


市場に売られている野菜。カリフラワーはいつも日本より巨大。


市場沿いの警察署前の犬。ピントが合っていない。

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