見出し画像

アラフォーついに仕事を休む~後編

後半は大型連休と重なっていた。
ひたすら人と会う週となった。
<サークルの人>
ハイキングサークルで知り合った既婚者の人からハイキングに誘われる。二人だけは嫌なので、人数を集めてもらった。一回で取り止めになった病院からもらった薬がまだ抜けきれていなかったので、半分ボケつつだったけど、体を動かせたことは良かった。

<同級生>
突如実家が近所の学生時代の友人が
「明日から子どもを連れて帰る!会おう!時間ある?」と連絡をくれた。

うん、仕事を休んでいるからいつだって時間はある。


会ってお茶だけのはずが、朝8時に待ち合わせをして、朝ごはんを食べ映画を見た。相変わらず早起きな友人。

<語学交換サイトで知り合った人>
その後、オーストラリアから来たインターネットサイトで知り合った人と会った。地元の観光地を案内したり、夕御飯を一緒に食べたが、自分の英語力のなさを痛感しながら、「umh~」ととりあえず相槌をうった。
日本の歴史とても興味があるらしく、徳川家康や石田三成の事を色々お話してくれたが、私が受けた義務教育での知識はすでに遥か彼方だった。日本の教育を受けてきた自分より、外国の人の方が日本の歴史に詳しかった。
いずれにせよ自分が住んでいる国の文化や地元に興味を持ってもらえるのは嬉しいことだと知った。

<また同級生>
次の日は友人が帰る直前に 1時間後ランチをしよう!と呼び出してくれた。ランチをしてたくさんの都会からのおやつをもらった。
友人はいつも突然だけれど、それに合わせられるのも独身一人暮らしの為せる技。


ただ友人が家の前まで来ていたのに、
私の家にWelcome!と上がってもらえる程片付いていない状態に自ら衝撃を受けた。

そうだ、友人を呼べる家にしなければ。この状態では婚活をしていても、人を呼べないではないか。


婚活は掃除にあり


『人を呼べる家にする』これを残りの週の目標にした。


〈大型連休明け〉
台風一過のように何もすることがなかった。
目標通り少し床が見える状態を維持したり、平日のお昼間に自転車を漕いで和菓子や名物コロッケを買いに行ったりはした。

ただ、お金を消費する生活しか送っていない事に焦りは感じていた。仕事探しなどすることはあるけれど、まだそこまで踏み出すことができなかった。なぜだ?
覚悟か?

決断するってエネルギーがいるんだな。
休みに入る直前に購入した植物の絵を描いたり、どうしよう、どうしたらいいんだろうと思いながら過ごした。



そして押し入れを少し整えた。


<最後のお休みの週>
テレビでバラ園が見頃と朝に言っていたので、朝9時から見に行った。ものすごい晴天だった。平日に朝からバラ園に行ける幸せを噛みしめた。


もうメルヘンな世界


オンラインで人と話す。
なんだったかオンラインで人とお話をする機会があった。お金の話になった際、私は毎年海外旅行に行かないと精神が保てないという話をすると驚かれた。よっぽど仕事がストレスなのかと聞かれた。そんなに深く考えたことはなかったそうだったのか?ガス抜きなのねと言われたけれど、いったい何のガスが仕事に発生していたのだろうか。



私は何ができて、どうやったらお金と私の技術交換ができるんだろう。この10年以上何やってたんだろうかとずっと考えた。でも答えは出なかった。


最後の日


最後の休みの日は用事もかねて、中学・高校時代を過ごした場所へ行った。
おっとりとした平和な感じだった。
守られているような温かい感じ。
高校になるにつれてそのありがたみは減ったけれど、楽しかった。

学生時代を過ごしたけれど、実は初めて行った場所

噂では、皆家庭を持って同じこの土地で暮らしている人もいれば、都会や海外で生活している人もいると聞く。
皆それぞれの場所でそれぞれに過ごしているんだなと思った。
そう思ったら、私も自分の道を歩こうと原点に戻れた気がした。


一か月の休みを通して、目標はある程度達成した。

仕事の荷物は処分した。
床が見える家。
服の整理。
日常を送る。(平日に洗濯を干したり、掃除ができることに感動した)
お金の整理。支出は相変わらず不明だけれど、少し整えた。



これからの生き方について。
相変わらず仕事は自分は何ができるのかは分からない。

なもんで、とりあえず家の中は掃除。

友人や人を呼べる家をテーマにリビングの机を片付けよう。

そして婚活につなげてやる!



一か月ぶりの仕事がまた始まる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?