行いは言葉よりも雄弁である

[箴言 1:7,8,9]

 主を恐れることは知識の初め。
 愚か者は知恵と訓戒を蔑む。

 わが子よ、父の訓戒に聞き従え。
 母の教えを捨ててはならない。
 それらは、あなたの頭に戴く麗しい花の冠、
 首にかける飾りだから。

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 

 私たちの行いは、私たちの言葉よりも雄弁である。すべての領域においてそう言える。
特に家庭では、子どもは親の言うことに耳を傾けようとするが、親の発言よりも親の行動を見ている。親が日々どのように行動し、反応するのかを観察しながら、価値観と道徳観を学んでいく。
私はよくカフェやファミリーレストランで勉強をしている時に見かける光景がある。
それは、子どもの話をまともに聞いていない親の姿である。子どもは楽しそうに親に話しかけているにも関わらず、親は「聞いてる、聞いてる」と言いながら、スマホを片手に子どもの話をしっかり聞いていない。次第に子どもは黙り始め、退屈そうにしている。
子どもは親の態度や行動に敏感で、私たちが思っているよりも察する力を持っていると思う。
この子どもの将来は、おそらくその親と同じような行動を取るように育っていくだろう。あるいは、賢い子どもなら反面教師として捉えて逆の振る舞いをするようになると思う。
ただし、親から子への影響はかなり大きい。
人間というのは、されたことをする傾向にあるからだ。何よりも親というのは子どもにとって信頼できる存在なのだ。その信頼できる親が取る態度や言動を一番近くで受ける。
私が親の立場になるときには、気をつけなければならないと感じた。
子どもに神に対する私の敬意と尊敬と恐れを見せ、礼拝を家庭生活において重要な位置に置き、聖書を共に学ぶことで正しい生き方を教えたいものである。

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