アラサーニート旅に出る
こんばんは!
突然ですが、思いつきで地元九州を出て、日本一周をしてみています(北海道は断念🤦)。
日本一周途中からの日常になってしまいますが、日々感じたことをnoteに書いていこうと思います。
9/26 大阪着
何を見たくて旅に出たのかもわからないが旅に出ている。
大阪に着き、車でぐるぐると都会の街を眺めた。
都会のデカさにビビったが、これを明日観光するのかと思ったがなかなか興奮できず、近場のパーキングに停めて眠ることにした。
昼までダラダラと。流石はニート。
ゆっくりと起きてなんだか気になって西成地区へ。
夜、車で走った西成地区の昼間の景色を見たくて、興味本位での散策だった。
"衝撃"
僕は勘違いをしていたのかもしれない。
興味本意で、雰囲気が違うと噂される西成地区を見に来たが、それは予想に反して全く違った。
確かにホームレスの方や、昼からお酒を飲んで路上に座っている人はいたし、ゴミの山のような箇所もシェルターのような物もあった。
それは日本ではあまりみない光景かもしれない。
ただ、僕が勝手に想像していた絶望感のようなものは微塵も感じなかった。
むしろ明るい、暖かい雰囲気があった気がする。
昼から何かゲームをして盛り上がっている団体。
歩きタバコをしながらゲラゲラ笑っている若い子。
空き地で友人と熱く話し込んでいる年配者。
仕事かなにかの斡旋を待っている長蛇の列。
缶チューハイを飲んで路上で眠っている人。
路上で海外の方にギャグを言っているイケイケオジサン。
どれも新鮮だったが、全く嫌な気持ちもなく穏やかな気がした。
ただ歩いて公園に座り、タバコを吸った。
すると活気のある団体さんが公園で何やら作業を始めた。
何をするのか見ていたら、隅にある壊れかけの机を並べて、ゴミ箱を用意して、カゴを準備。
なんだか気になり1人に話しかけると「炊き出し」を実施するそう。
詳しく聞くと毎週メンバーが集まって炊き出しをしているそうだ。
市内外を問わず、仕事などの垣根も超えてボランティアでそれを続けているそう。
僕の地元にはない光景でビックリした。
更にゴミ拾いをしていた違う青年にも話を聞いていると、年配の方が通った。
すると、その青年は
今日はどて焼きで!はい、並び!
と話しかけていた。
年配の方も嬉しそうに並んでいた。
ボランティアの方の表情が何とも言えない暖かい表情だった。
人は結局支え合って生きているのだと感じた。
しばらく見て自分なりに感じたことがある。
ボランティアの人は、自分のためにやっているのではなかろうか。
と。
そうでなければ、成り立たない。
私利私欲な僕は必ず見返りが欲しくなる。
だが、この活動自体で自分が満たされるなら、そんな見返りなど必要ない。
ただ、継続することの大変さは継続が続いたことがない僕が言えることではないが想像を絶する。
困難の中で、乗り越えて楽しみにしている人達に幸せを提供し、自らも幸せにする。
自分で自分を幸せにするというのはできるようで誰にでもできることではない。
まだまだ知らない世界がある。
もっと話を聞いてみたかったが、なんだかそれも失礼になるような気がしてその場を後にした。
最初に興味本位の
"怖いもの見たさ"
みたいなものは完全に消えていた。
この街で過ごす人達それぞれにいろんな物語がある。
それぞれが素晴らしい。
まだまだ見てみたい。また訪れようと決めた。
それまでに何かを始めていたい。
自分勝手でも自分がやりたいと思うことから。
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