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【ハイパフォーマー思考】“安定して継続的”に成果を出す人に共通する7つの考え方

・ジョブ型採用
・専門性を伸ばす

などの風潮がある社会において、本当に大切なのはスキルなのでしょうか?

皆さんこんちは。BOOKDIGESTのたくみです。

本日は「ハイパフォーマー思考」より安定的に継続して成果を出す人に共通する7つの考え方についてお話ししていきます。

・これからの時代はスキルだけ伸ばすべき
・とにかく専門性だけ伸ばしたい
・配属ガチャに外れた...

このように考えている方は目から鱗の内容かもしれません。

ぜひ、この記事を読んで面白いと感じた方は本書を手に取ってみてください。きっと新しい気づきがあるはずです!


スキルではなくOSを磨け

今般、【専門性だけ伸ばせ!】【得意なことだけしろ】【ジョブ型採用だ】と職種特有のスキルを伸ばすことが求められています。

これは、アメリカなどの経済成長が著しい国々がそのような雇用体系をとっているからですよね。

もちろん、個人のスキルや職種特有のスキルを伸ばすことはとても大切です。

しかし、本書ではスキルを伸ばすよりも先にやるべきことがある。と述べられています。

それが「考え方や行動の基盤を作ること」です。

これをわかりやすく、スマートフォンに搭載されているOSとアプリケーションを用いて例えられています。

OSとはオペレーティング・システム(Operating System)」の略で、アプリを使うための土台となる「基本ソフトウェア」のことです。

この土台がしっかりしていないと、アプリはうまく機能しません。このOSがあるからアプリは円滑に動くことができるんですね。

この関係性を仕事に置き換えてみると、OSが「考え方や行動の基盤」、アプリケーションが「スキル、専門性」となります。

参考:「ハイパフォーマー思考」より引用

会社内で仕事ができる(いわゆるハイパフォーマー)と呼ばれる人たちは、スキル以前に土台となる「考え方(OS)」が十分に確立されているんです。

土台(OS)がしっかりしているからこそ、個人や職種専用のスキル(アプリケーション)が効率よくかつ効果最大に活用できるわけです。


【ハイパフォーマーに共通する7つのOS】

上記より、スキル(アプリケーション)よりもまずは「考え方・指針」(OS)が大切だと理解できたと思います。

では、どのようなOSを身につけていけば良いのでしょうか?

本書では1,000人を対象に、いわゆる会社内で"できる人(安定的に継続して成果を出している人)"からのインタビューを集計し、共通するOSを7つにまとめて紹介してくれています。

要するに、この7つのOSを身につけることができれば、会社内で成果を上げやすくなるというわけです。

では早速、7つのOSを紹介します。

❶なんとかなると思い行動する
❷柔軟に方向転換する
❸自分とは異なる価値観を受け入れる
❹仕事を「プレイ」する
❺常に学び続ける
❻人との縁を大切にする
❼物事を斜めから見てみる 

以上が、ハイパフォーマーに共通するOSです。
今回は、7つのうち3つを紹介していきます。


なんとかなると思い行動する

まず1つ目が「なんとかなると思い行動する」です。

これは、色々なところで言われていることなので聞いたことあるなと思った方も多いのではないでしょうか?

やはり、成果を出している人たちは「とりあえず行動する」と言う考え方が共通しているそうです。

しかし、僕が「この本、他と少し違うな」と思ったところが、とりあえず行動するの背景には、「自分の将来的な成長を信じる」と言う信念があるというところです。

近年、まずは行動という言葉をよく聞きます。
しかし、行動する際に「絶対自分は成長できる」と信じている人はどれくらいいるでしょうか?


僕自身は、ここが欠如していたなと思います。


失敗するかもしれない、、、
多分うまくいかないな、、、

このような思いを抱えながら行動している人がおおいのかなとおもいます。正直、僕自身も自分を信じることができていなかったなと思います。

「なんとかなると思い行動する」その際には、「未来の自分の成長を信じる」ことを前提に意識して取り組むことが大切だとわかりました。


柔軟に方向転換する

ここも近年はよく言われていると思います。

本書では、プロゴルファーであるジャンボ尾崎さんの事例が紹介されていました。

ジャンボ尾崎さんはとても有名なプロゴルファーですよね。

しかし、元々はプロ野球選手としてスポーツ界に入っています。そして、1年目でプロ野球(ピッチャー)という分野で一番になることができないと感じ3年目で打者に転向します。

打者で数年プレーするもそこでも限界を感じ、ゴルファーに転向します。そして、日本一のプロゴルファーになったそうです。

このように、「まずは行動してみる」そして、自分に合わないと感じたらすぐに舵を切り方向転換する。

この柔軟性も「安定して成果を出している人」に共通していた特徴のようです。

確かに、変化の激しいこの時代、柔軟に方向転換できないとすぐに置いて行かれてしまいますよね。

この考え方は確実に身につけておくべきだなと思います。


仕事を「プレイ」する

3つ目に紹介するのが、仕事を「プレイ」するです。

本書では、働く人をレイバー、ワーカー、プレイヤーの3つに分けています。

●レイバー:「強制された労働」
●ワーカー:「組織に属して与えられた仕事をする人」
●プレイヤー:「自ら仕事を作り出し、その仕事を自ら楽しんで実施する人」

そして、成果を出し続ける人はプレイヤーであると本書では述べられています。

ここで僕が大切だと思ったことは、いかに自分で今の仕事に意味付けができるかだと思います。

人間は解釈して意味を見出す生き物です。
自分の考え方や物の見方次第で、自分の中の解釈が変わります。


今、レイバー、ワーカーだとしてもその仕事に自分なりの意味を見出すことでプレイヤーになることができると思うんです。

もし仮にどうしても意味を見出すことができないのであれば転職なりで職を変えることも今の時代は可能ですよね。


ハイパフォーマーになりたいのであれば、自分で意味を見出し仕事を「プレイ」するこの考え方がとても大切だと思いました。


さいごに

本日も最後までご覧いただきありがとうございます。


今回は、安定的に継続して成果を出すハイパフォーマーに共通する考え方をご紹介しました。

本書では、大谷翔平さんをはじめ、様々な分野で成果を出している方のインタビューなどから具体例を交えながら成功者に共通しているOSについて解説されています。


このOSとは「部署、職種を問わないもの」です。
そこが土台となり、アプリケーション「部署、職種特有のもの」があります。


OSがアップデートされ、しっかりしたものでないとアプリケーションは効率よく機能しない。という意味では、ジョブ型採用、専門性を伸ばすことは大切ですが、まずはOSを身につけることが重要だと僕自身は考えます。

現代では、部署ガチャ、配属ガチャなどの言葉も出てきていますが、たとえ希望の部署、職種につけなかったとしても基本的なOSは身につけることができます。


そして、その部署、職種しかないアプリケーションも身につけ、やっぱり違うなと思ったら部署、職種を変える。こうすることで、職業人としての幅が出るし、自分ならではの持ち味も出てくるのではないかなと思います。

物事は自分の見方次第で大きく変わります。
ぜひ、キャリアについて考えている方は参考にしてみてください!

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