【今だから知ってほしい】感染症の基礎知識
皆さん、こんにちは!
看護学生から現役保健師になった @タミ です。
長らく、投稿ができていませんでしたが、保健師として働く中で、
日々たくさんの学びがあります。
その学びのアウトプットと、皆さんに共有したい【健康】についての知識
そして、保健師という仕事を広める意味も込めて
投稿をしていきたいと思います。
お時間ある方は最後まで読んでいただけると幸いです。
さて、本日は【感染症】についてお話していきたいと思います。
・新型コロナウイルスが流行している現代
・6月からは、海外からの旅行客も日本に来ることができます。
・外出の規制も緩和され、行動が活発化してきます。
このような現状だからこそ、【感染症】について基礎を知っておく必要があると考えました。
保健師になって2か月ペーペーですが、現役ほやほやの保健師のお話を
是非聞いていってください((笑))
感染症とは?
感染症について知っていただくために、まずは【感染】と【感染症】の違いについてお話します。
このように、ただ病原体が体内に入ってきただけの状態は【感染】であり、
感染を経て、身体内で病原体が毒素を出し、何らかの症状が出た状態を【感染症】といいます。
感染の成立の要素
それでは、【感染】が成立する要素には何があるのか見ていきましょう。
このように、感染が成立するには
・感染源
・感染経路
・人間の感受性
の3つの要素が必要になります。
そして、この3つの要素が重なり合うことで感染が成立します。
逆に言えば、この3つの要素が重なり合わないと感染は成立しません。
そのため、この3つの内、どこかを対策して予防すれば感染しない
わけです。
例えば、感染源の対策だと、良く焼いて食べる、消毒
感染経路の対策だと、マスク、手洗い・うがい
人間の感受性の対策だと、予防接種
などになります。(重複するところもあります)
この対策のことを世間では「感染対策」なんて言ったりします。
病原体との接触から発症まで
それでは、私たちが病原体と接触して病気が発症するまでのフローを見ていきましょう。
まずは、病原体と接触します。
その際に、マスクや手洗い、うがい、消毒などでバリアできれば病原体が
身体に入ってくるのを防げます。
次に、もし病原体が身体に入ってきたとします。
その際に、ワクチンを打ったりしていて免疫があったり、健康的な生活をして免疫力が低下していなければ、感染を防ぐことができます。
そして、感染してしまうと潜伏期間を経て何らかの症状が発症してしまう
という流れになります。
感染症の対策
上記のように、感染症を予防するためには、
・感染源
・感染経路
・人間の感受性
のうち、どれか一つを予防すれば良いわけです。
では、それぞれの対策方法を見ていきましょう。
【感染源】の対策
感染源になりえるものには、
寄生虫:マラリア、アニサキス
細菌:結核菌、大腸菌、レジオネラ菌
ウイルス:麻しんウイルス、ノロウイルス
感染源なりうる病原体の対策には、それぞれで違ったものになりますが
代表的なもので言えば、例えば食中毒を引き起こすアニサキスだと
加熱、冷凍、よく噛むなどがあります。
また、集団的な感染を引き起こす、ノロウイルスだと
次亜塩素酸ナトリウムでの消毒などがあります。
基本的には、
・病原体の消滅
・増殖しない衛生的な環境管理
が必須の対策です。
【感染経路】の対策
ここでは、上記で紹介した病原体を体内へ入らせないことを考えます。
基本中の基本が手洗いです。
感染の原因で最も多いと言われているのが接触感染です。
これは、病原体が付着しているものに触れて、手や体に病原体が付きます。
そして、食事などの際に、手についた病原体が体内に入ってきて感染してしまうものです。
ですので、手洗いがとても大切になります。
これは、本当に大切なのでおろそかにしないようにしてください!
また、マスクの着用、虫よけなども対策に入ります。
【人間の感受性】の対策
人間の感受性とは、感染のしやすさとも言えます。
この感受性の要因には様々なものがあります。
例えば、年齢です。
高齢者や生まれたばかりの赤ちゃんは、免疫力が弱く、感染しやすい状態と言えます。
そのため、感受性という観点からみると、感受性は高いということになります。
その他にも、予防接種などは、年齢問わず、感染を防いでくれるものですし、組織での感染対策の文化も感染を防ぐ感受性の対策になります。
おわりに
皆さん、感染症について理解いただけましたでしょうか?
新人保健師として2か月のペーペーですが、全力でご解説させていただきました!
初めにもお話したように、今後、海外からの旅行客や活動の活発化によって、新型コロナウイルス以外の感染症も増加してくると思います。
(僕的には、仕事が増えて嫌なのですが・・・笑)
新型コロナウイルスの影響で手洗い、うがい、アルコール消毒といった感染予防の行動は習慣化されていると思います。
しかし、アルコール消毒では殺すことができない病原体や性的な接触で感染するものなど、感染症は様々あります。
是非、この機会に感染症について再度勉強をして頂いて、僕たち保健師の仕事が増えないようにお願いします!!(笑)
というのは、嘘で、皆様の健康が第一で、これは新型コロナウイルスの影響で皆さまが一番良く理解されていると思います。
また、行動が制限されないように、みんなで楽しく生活できるように、一人一人が適切に行動し、みんなで対処できたらいいなと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!!
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