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米澤邸IN長野県

書きたいことは山程あるのですが、今日は先日伺った長野県での出来事を書きたいと思います。
だって、今日が締め切りのクラファンがあるのだもの。

詳しいこと、真面目な話は上のリンクから見てもらえたらと思います。爆

で、わたしは今回ただの素人。
ありがたいことに被災した経験もなければ、地域のシンボル的に認知されるほど大きなお屋敷で高齢独居な訳でもないので、全く知らない世界でしかなかったのだけれど、実際に被災地へ伺い2mも浸水したという水跡を目の当たりにし、被災された方の話をうかがうと「日本」の在り方を考えさせられる1日となりました。

今回はたまたまご縁をいただき、長野県に伺ったけれど、きっとこのような事例は全国にたくさんあると思う。で、どうやら私はいつの間にかそういった建物が好きらしいので「再建したい」という想いを知ったら「私も協力したい!」となるのだけど
全部を再建する!とか、みんな絶対これをするべき!
と、そんなことを叫びたいのではなくて。
建築業界に限らず、何となくでもいいから衣食住を今一度考えてみるきっかけが出来たら嬉しいなという気持ちから、SNSを通じてシェアしてみました。

家屋の解体により更地がたくさん


土壁だった場所


私には分からない話が広がる。笑


合板は浸水後の修復に手間取ったとのこと。
理由なども含めて後日またブログにしよっかな。たぶん笑


伝統構法って、ひとつひとつの木の個性を考えながら組み合わせて全体が調和して強さに変わる金物に頼らない構造(柔よく剛を制す的イメージ)として、わたしは認識している程度だったのですが
水害により痛んでしまった、伝統構法の家屋と在来構法の家とでは「修繕」ということに関して考えてみるだけでも、明らかに違いを感じ、伝統構法ってもう少し周知されてもいいのになー。こっちの方が理にかなっているなー。って思いました!
家を作ったり修繕したりするときに、先人たちの知恵を借り、取り入れたいものや、いま出来ることを選べたら
不自然なもの、ごみとなるものも圧倒的に減ると思うから、よっぽどエシカル(最近聞くから使ってみる。笑)だと思うのよ。
だけどその【伝統構法】を目にする機会はマニアックな夫を持つ素人でもない限り、そんなにあるものじゃないよねー、、、

ちなみにこれは我が家


そもそも、結婚する前なんて結婚もしないで、タワマンの高層階で小型犬飼って、、、みたいなことを考えていたような私が
【伝統構法】【先人の知恵】とか言ってるなんて、自分が一番ビックリしているけど(笑)

実際に行動したり体感したりすることで、どんどん見方が変わってきたのです。
自然が作り出す木目や質感、呼吸する姿。心地よさが違うんだもの。


今では軒が大好き!



ひとりひとりが、慌ただしい日常から少しだけ視点を高くして、物事の背景に目を向けることができたなら、少しずつ選択肢が変わってくると思うから
体感できる場をたくさんシェアしていきたいな。






どんな生き方をのこすのか


ケンブリッジ大学のある教授の話では、人は1日に約35,000回もの決断をしているそう。
私はこの話を聞いてから、大したことないと思われている小さな積み重ねで、どんないまを引き寄せるのかが変わってくるんじゃないかなぁと考えていて。
特に私は子育てをしているから、この子達が暮らす世界がより良いものになって欲しいし、気楽に笑ってのびのび過ごす時間が拡大するような毎日が続くといいなぁと思ってしまうんですよねー。(書いてみて気付くけど、わたしはそんな風に考えているみたい!!)

「日本」とか「未来」なんて言葉にすると、難しく感じるけど、小さな選択の積み重ねはいつか大きな流れを作るのではないかと思う。

例えば、最近は大根1本買うにしても「え、1本300円もするの!?高級食材やー!!」となる。笑
で、昔なら収入変わらんのになぜ出ていくものばっかり増えるんだよ!と憤りに変わっていたかもしれない

だけど、お陰さまで、それと同時に誰がどんな方法で得た種を、どんな土にどのように蒔いて育てられたものなのか想いを馳せていくと農家さんがどんなお天気でも、毎日毎日愛情を注いで育ててくれて、誰かがそれを運んでくれて、店頭に並べてくれている。
特に今年の新潟はヤバイくらいの酷暑の日々だったのにそんななか、どれだけの人の手を介して、想いをのせて、1本300円なのか。と考えるような大人になれました。

そんなことを考えてみると、わたしには到底出来ないことだから、当然だよな、むしろ安いくらいだよ!(いや、たまーにしか買えないだろうけど(爆))と急に感謝がわいてくる。笑

そりゃ育ち盛りが5人もいて、さらにはバリバリ職人している夫だから、みーんなよく食べる!我が家のエンゲル係数は贅沢しなくたってバカみたいに高いんだけれどさっ。

だけど、感謝と共に素材を得て、毎日元気に過ごしていられる身体や環境って最高だー!って感じながら調理して、それを食べた家族が、また元気にそれぞれの時間におもいっきり命を楽しんでいれば、きっとそれって、どんどん循環していくんだと思うし、そんなことを考えながらご飯を作れる時間がある自分がいることだけでも、幸せだなぁと思えるのです。
…まぁ思えない日もあるけど!!!
それに毎日そんなことが思えるわけでもないんだけど。笑笑

荒ぶる日には「今日のわたしは日本海の荒波より激しいから、ビールのんで寝るっ!」を受け入れてくれる家族に、時間がたてば感謝できる。笑

あ、話が完全にそれている。

もうまとめ方もわからないし、終わりにしようと思うのですが
とにかく百聞は一見に如かずだし、見るだけじゃなく行動するのが大事。

で、その行動も「いつもと違う」がよりたくさんの人の笑顔に繋がる気がしたのなら
そちらを「えいっ!」と選んでみると、ますます豊かになるんじゃないかな。

そんなことを思って、夫にくっついて長野県に行った私。そこでの出会いや体験で、また自分の枠が広がりました。

なかなか機会がないけど、伝統構法が気になるなーって方はぜひ加藤建築の建てた家を見にきてね!
土壁ワークショップも近々開催予定なので、お近くの方は是非遊びにきてください。

化学物質のアレルギーや電磁波、アトピー、心身の不調だってなんだって全部原因があるから結果がある。
ならば、衣食住に目を向けてみよう♡

その原因が、楽しみながら減らせたり、気が付いて選択を変えたり出来ることって嬉しいよね。
なにかを「善悪」で裁くより、自分の体験を増やして、心地よさを選択することが私には合っているから、そんな暮らしに共感してくれる方は加藤建築の仕事も気に入っていただけるのではないかと思います。
…って急に最後に自称営業部だったことを思い出して書き留めます。笑

こちらのクラファンにもワークショップ参加があったりするので、よかったらぜひ♡

ではまたっ!

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