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キャリア開発は、やりたい事・好きな事でなく、「誰の為に」から始めよ

今日、私が所属するHR業界で著名な方とお話をさせて頂く機会がありました。

大変ありがたい事に、その方のキャリアや何を考えてキャリアを築いてこられたか?どんな戦略を持って仕事をしてきたか?と言ったお話を贅沢に1時間、聞かせて頂きました。

その中で頂いた、特に重要な「示唆」が「誰をお客さんにするか?」をまず初めに決めるという事でした。

今回は、その示唆を頂いた上で、自身の内省の為にnoteを書いてみようと思います。

キャリアを考える際にはまず「顧客」を決めよ

「やりたい事」「好きな事」で仕事を選ぼうという価値観が蔓延しています。

しかし、改めて「仕事」とは何なのか?

仕事とは「誰かの為に価値貢献をする事」

これに尽きると考えています。

キャリアは、人生含め特に仕事の事を指すことが多いですが、仕事について考える上では、「誰に」を考える事が最も重要です。

そして、その「誰に」が決まったら、その人たちは「どんな課題」を持っているか?自分の「強み」を活かしてどの様に価値貢献できるか?を考えましょう。

突き詰めると、キャリアにおける「仕事」とはこれを考える事なのでしょう。

ではそんな示唆を頂いた中で、私は「誰」に価値貢献をしたいのか?改めてお話ししたいと思っています。

私は誰に価値貢献をしたいのか?

これまでのキャリアで、法人・個人共に多くのお客様に価値貢献をしてきました。その中で、新卒JAC時代のご支援を振り返ると、特に下記が思い入れを持って、ご支援していた事例になります。

<JAC Recruitmentにて>

<法人>
・中堅アウトドアメーカーの役員・人事担当
 これまで、アウトドア業界に注力してきたが、昨今のアウトドア×ファッションの融合トレンドを踏まえて、ファッションブランドへと進化していきたいと考えている。

・小規模Iot企業の経営者
 これまで、スポーツウォッチブランドとしての認知されてきたが、アップルウォッチや高級ウォッチなど、ライフスタイルブランドとしての認知を広げていきたいと考えている。

<個人>
・20代
 大手企業出身で20代後半までやってきたが、自分の人生を見つめなおした結果、好きな「スポーツ」に携わりたいと考えた人

・30代
 ファッション・ライフスタイル領域での知見を活かし、アウトドアメーカーのブランドイメージを変えていきたい。
 
・40代
 製薬業界での新規事業開発の経験を活かし、Iot企業での事業開発に挑戦したい
 
・50代
 これまで大手スポーツメーカーで役員として、数多くの実績を残してきた中で、新たなブランドの日本進出に挑戦したい

何かかしら現状から変化を起し、新たな挑戦をしている法人・個人双方の想いや、その先の未来に共感し、「共鳴」してくれる人を繋ぐ事で、未来を共に創造する。

これがやっぱり得意だし、好きだし、圧倒的に追及し甲斐がある、好奇心を満たせる、共感力・共鳴力を活かせる、面白い仕事だなと。

だから、僕はスタートアップの世界が好きだし、仮に大企業でもその中で新たにチャレンジをしようとしている人に対して強く共感します。

ただ、私は共感(共に感じる事、相手の立場になって一緒に考える事)は出来るけれど、経験や価値観は違うので「共鳴」する事は出来ない。

でも、私には「共鳴」出来る人を見つけてくることができる。

これが、わたしの「誰のために」だなと思いました。

「誰の為に」を決めたら、次は「顧客の課題」と「自分の強み」を考える

その方から頂いたもう一つの示唆が、「課題」と「強み」をしっかりと捉えるという事です。

ここを自分の「好き」で選んではいけない。自分が好きでもお客さんが求めてなかったら買ってくれないのです。

だから、「顧客の課題」は何かを考える。

私の様に何かしら新たなチャレンジをしようとしている人、特にテクノロジーを用いて変革を起そうとしているような人たちは、それを具現化できる仲間を求めています。

その仲間はどんな人がいればその人は救われるのか?しっかりと考え抜き、価値提供をする事。

その課題に、自分はどの強みを活かし、どのアプローチで貢献できるか?を大事にする事が大事。

まとめ

今回は、私の内省の為にnoteを書かせていただきました。

昨今のメディア等による「好きな事で仕事を選ぼう」「やりたい事は何かを考えよう」と言う価値観の蔓延を私は危惧しています。

それを突き詰めた先に仕事があるとは限らないからです。

その為、仕事の原理原則に立ち戻り、「誰の為に」から考える。シンプルだけど、本質だなと思いました。

ご自身のキャリアを考える際にも、「自分は誰に貢献したいのか?」をまず考える事から検討してみて頂けると幸いです!


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