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交通検索&予約のプラットフォームを提供するOmio(オミオ)が1億ドルを調達など:米国主要VC投資調査vol.07
最近観たいYouTubeチャンネル(エンタメ系以外)が増えて来ているのですが、観たい部分に対して割く時間が多くなってしまうので全然見れていません。
YouTubeに限らずですが、「動画の書き起こしサービス」とかニッチでも需要がありそうだと思いました。
お知らせ
7月から米国主要VC投資調査マガジンを始めました。
米国トップVCと呼ばれるAndreessen Horowitz、Kleiner Perkins、Sequoia Capitalの3社についてまとめていきます。スタートアップやベンチャーキャピタルの方などの参考になれば幸いです。
【2020/08/17〜/08/23】
・Andreessen Horowitz:1社
< Odyssey Interactive $6M / Seed / ゲーム開発 >
・Kleiner Perkins:1社
< Omio $100M / Venture / プラットフォーム:交通検索&予約 >
今週は2件お届けします!
・Andreessen Horowitz:1件
Odyssey Interactive $6M / Seed / ゲーム開発
参照元/URL:https://www.odysseyinteractive.gg/
ゲーム開発企業Odyssey Interactive(オデッセイ・インタラクティブ)がシードで600万ドルを調達。アクションゲームを製作中とのこと。
Andreessen Horowitz、Golden Ventures、A16z Cultural Leadership Fund、そしてDiscord CMOのEros Resmini氏、Twitch共同創業者のKevin Lin氏、YouTube共同創業者のSteve Chen氏、元Blizzard副社長のPaul Della Bitta氏が参加。
Riot Games(世界17カ国に拠点があるテンセント子会社のゲーム開発企業)のようなゲーム体験を作るという目標にもかかわらず、来年末までに20人程度のチームを目標にしているそう。
「少人数のチーム環境でゲームを作り続けたい」という思いがRiot Gamesを離れて創業した理由の1つとのこと。
Odyssey InteractiveのCEOであるRichard Henkel(リチャード・ヘンケル)氏は、人気ゲームTeamfight Tactics(チームファイト・タクティクス)の共同開発者であり、League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)のプロデューサーでした。
他にもTeamfight Tacticsの共同開発責任者兼Riot R&Dの戦略的助言責任者や、League of Legendsのリードデザイナー、元Netflixシニアフルスタックエンジニアなどのメンバーで構成されています。
北沢:ゲーム企業といえば話題になっているEpic Games。
こちらもテンセントが深く関わっているという意味では、メンバーの古巣であるRiot Gamesと同じですね。作り手としてはこういう外部の圧力を受けたくないのも辞める理由になるのでしょうか。
もちろん雇われている立場では言われたものを作るしかない(それに近い)のかなあとは思いますが、これだけトップ技術者が揃っていればいつ辞めても「お金は出すから(利益が出るなら)作りたいもの作りなよ!」と思うVCやエンジェルはいるはずで、その形としてのOdyssey Interactiveだと思いました。
日本のゲーム開発者は誰が有名なんだろうか?と考えてみたのですが一人も思いつかず。ウィキペディアを見るとざっと250人くらいいるそう。
野上恒さんという任天堂でどうぶつの森やスプラトゥーンのプロデューサーをされている方がいるのですが、こういった方が仮に独立して資金調達するとしたらどれくらい金額が集まるのか興味がありますね笑
メンバーも集まりやすいでしょうから、ソニーやカプコンあたりが出資して数年後に買収とか十分あり得そうな気が。
・Kleiner Perkins:1件
Omio $100M / Venture / プラットフォーム:交通検索&予約
参照元/URL:https://www.omio.jp/
交通検索&チケット予約のプラットフォームを提供するOmio(オミオ/旧GoEuro)が1億ドルを調達。2013年設立以降の合計調達額は約4億ドルに上り、M&Aの可能性も視野に入れているとしているそう。
Temasek、Kinnevik、Goldman Sachs、NEA、Kleiner Perkinsが参加。
最近では、Rentalcars.comとの提携を含め、Omioはカーシェアリングやレンタカーをプラットフォームの一部として提供しています。
人々がCOVID-19との生活に適応しているように、同社は各提携サービス、様々な国とのパートナーシップを通じて、変化する需要に対応できる強力な立場にあります。
また同社はすでに欧米37カ国で事業を展開していて、今年1月に米国とカナダでサービスを開始し、23,000以上の鉄道・バス路線と航空券を提供している。
インド出身のCEO兼創業者のNaren Shaam(ナレン・シャーム)氏は「問題は、この未曾有の危機がどのくらい続くか?ということです。しかし、もし危機が数年続くとしても、我々はそれを乗り切ることができるだろう」と述べています。
北沢:欧米37カ国で鉄道、バス、飛行機、レンタカーにカーシェアなど、あらゆる移動手段の検索&予約ができるサービス。日本だと検索はNAVITIMEやYahoo!乗換案内、予約は移動手段によってそれぞれ多くのサービスがある状態で、Omioのようにアプリ1つにまとまっているサービスはない様子。
Bridgeの過去記事に「国の鉄道パートナーとはそれぞれ、交渉に約1年を要した。」との記載がありましたが、そこに飛行機やバスなど他の交渉もあったはずなので、とても難易度の高い事業、その分ユーザーとしての利用価値も高いサービスだと感じます。
去年の9月末から日本語にも対応。この便利さがあればさらに利用者は増えるはず。他にもイタリア語や中国語、フランス語など多くの言語で利用ができ、ゆくゆくはヨーロッパ以外にも展開していくんだろうなと思いました。
個人的には期待大のサービスなので引き続きウォッチしていきます。
以上です。
少しづつ慣れて来たのもあるので、調べるVCを増やそうかと考えています。
Founders fundやTiger Global Managementなど。ただ数が多いと主要3社すら怪しくなってしまうので上手いことやっていきたい...
来週は、31日月曜日に更新予定です。
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