2浪/2年遅れの君に送る、2浪就職活動のリアル[記事No9]

こんにちは。
今では大手企業のサラリーマンだけど、元不登校児で2浪して大学に進学した大吉neatです。
この記事では「2浪して大学進学したが、就職活動に漠然と怯える諸君へ送る記事」となります。
おそらく留年・浪人やフリーター期間・空白期間の組み合わせで+2年になっている人や、+3以上の方にも参考になる点が多いかと思います。
私自身は会社員の傍ら不登校関連の記事を中心に執筆していますが、2浪関連の記事も需要があるようでしたので、この記事で2浪の就職活動について書いていきたいと思います。

簡単に自己紹介

私は底辺高校卒業後、2浪して難関私立大学へ進学し、大手企業で勤務、、、と、昭和・平成的な成功ルートを進んでおります。
ちなみに就職活動時の私のスペックは以下の通りです。

・2浪0留 大学は関東圏の上位私大 理工学部卒(修士には進学せず。ちなみに就活無双の東京理科大ではないです。)
・資格は普通運転免許以外は特になし。TOEIC受験歴なし。
・ルックスは並程度(だと信じたい)。
・残念ながら頭がキレるタイプではない。GPAは2.0~2.5
・部活・サークルは無所属。
・海外経験はほぼなし(夏休みに1ヶ月ほど短期語学留学した程度。)

※なおこの記事の筆者は2010年台後半ごろに就職活動を行なっております。当然ですが時代背景も個人のバックグラウンドも異なりますので、この点は予めご了承・ご容赦ください。

<この記事のまとめ>
①同じ学歴の同級生と比較して半歩不利と思っておけばOK
②入社時年齢を全く気にしない企業もあれば、2浪以上経験者の入社が絶望的な企業もある
③2浪以上は「人と同じこと」をしているだけではだめ。
④2浪の諸君は特に就職活動には積極的に取り組もう。

①同じ学歴の同級生と比較して半歩不利と思っておけばOK。

結論から言いますと、2浪の就職活動は同じ大学・学部の現役生や一浪生と比べて、半歩不利だと思ってください。
ちなみにですが、大学群の差分が1歩差だと思ってください。(例:東大一ツ橋東工大と早慶の差、上智・理科大とMARCHの差※最新の序列とちょっと違うかもですが・・・こんなイメージです。MARCH内の順位とか誤差の範囲です。)

有名大学に所属している場合は2浪であろうと「学歴の恩恵は受けられる」ため、あまり2浪であることのデメリットが気になる方は少ないかもしれません。有名大でなくても、基本的には「その大学の学生」として扱われるため、実際に皆さんもググってみると「問題なかったです」「不利に働いたことはないと思います」という結果が多く見つけられるかと思います。
二浪だから自分だけリクルーターがつかない、二浪だから説明会の席が埋まっていて予約が取れない等の学歴フィルターはないはずですし、選考過程でも二浪について突っ込まれることはあまりないかと思います。(ちなみに筆者は、二浪について人事側から突っ込まれたことは一度しかありませんでした。)

②入社時年齢を全く気にしない企業もあれば、多年浪人経験者の入社が絶望的な企業もある

とはいえ、二浪の学生が嫌煙される業界も確かにあります。例えば、このサイトでまとめられている二浪生が就職しやすい・しにくい業界のまとめを見ますと、以下のような記載になっています。

――――――――A.優しい――――――――

鉄鋼、金融(生保・損保)、自動車部品、専門商社、ゲーム、IT、飲食、教育(予備校)

――――――――B.やや優しい――――――――

自動車、化粧品、化学、マスコミ、金融(証券)、機械、小売、中小不動産、出版・印刷

――――――――C.やや厳しい――――――――

旅行、海運、大手不動産、家電、総合商社

――――――――D.厳しい(諦める方が賢明)――――――――

金融(銀行、信金)

※どの業界も、財閥系企業など超大手企業は難易度がより高くなるので、注意してください。

これを見ると、銀行をはじめとするお堅い(トラディショナルな)業界に就職することは、難しそうなことがわかります。ちなみ私が就職活動をしていた時には、某銀行の新卒採用募集要項に「育成の観点で⚫︎歳までの方」と記載があり、衝撃を覚えました(笑)※2024年時点で調べてみたらその表記は消えていました。

なので、厳しいと言われる業界に絞って就職活動をすることは避けましょう。絶対に就職できないというわけではありませんが、滑りどまらない可能性が高いので・・・
ただしこれは信頼性の低いネットの情報です。実際に私の知人に3年遅れの方で総合商社に入社した方がいますし(もう20年近く前ですが)、私自身も「やや厳しい」とされる企業の複数社のインターンシップに参加していたりします。(※内定は取れなかったんですが、インターンの先行上で無下にされたりすることはなかったし、ちゃんと二次面接以降にも進むことができ、ちゃんと面接していただけました。)

③2浪以上は「人と同じこと」をしていてもだめ。

①でも触れましたが、二浪の就職活動は同級生と比較して、「半歩不利」です。なんだ意外と差ないじゃん?と思った人もいるかもしれません。
ただ、この差は逆にいえば、大学の同級生と1vs1で戦うとなると負ける可能性が高いということです。

就職活動をしていると耳にするようになりますが、同じ大学・学部(というかMARCHみたいな同じ大学群)の生徒が就職したい企業・実際に内定していく企業はだいたい同じような顔ぶれになることが多いです。つまりは内定を勝ち取るためには、多かれ少なかれ同級生・なんなら上位大・学部の生徒よりも2浪のあなたを「あえて」選んでもらえるように準備しなければなりません。

もちろん実際は、あなたが美男美女だったり、難関資格保有者であったり、体育会系の部活のキャプテンだったりという加点があったり、偶然面接官と趣味が同じで面接が盛り上がり、実力以上の評価をしてもらえるかもしれません。
また、ライバルが全員貧弱で、ありのままのあなたでも負けないかもしれません。(まぁこの場合は他大の生徒が次の選考へ進むと思いますが)
とはいえ、そんな人ばかりではないですよね。

同級生と同じことしかしていなければ、同級生平均に劣る結果に至る可能性が高いということは意識してもらえると良いかもしれません。
これは「①就活までの3年間の大学生活+それ以前の人生」だけでなく、「②就職活動の準備」という意味でも「同級生と同じことをしているだけではNG」ということです。

そんなこと言われても何をしたら良いんだよーという人も多いとは思います。この辺りは今後記事を書こうかと思っています。

ちなみに私はルックスが優れているわけでもないし、体育会系の主将をしていたわけでもないし、学業優秀でもありません。至って並程度です。(何なら学内では並以下だったような。)
そんな私ですが、上記の①は偶然にも達成できていました。(自分自身が不登校を経験していたため、不登校児の支援を行なっていました。)②については就活にビビりまくっていたが故に解禁1年前ぐらいから動き出しでいました。(当時は大学4年の8月に就活解禁でしたので、大学3年の夏休み明けから動き出しました。)

最後に

2浪の皆さん、いかがだったでしょうか?
2浪以上の先輩や同級生、少ないですよね(笑)
本業?は不登校関連の情報発信ですが、たまに?二浪関連の情報も発信していきます。
ご興味あれば、イイネ・コメント・フォローよろしくお願い致します。

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