【詩】 魂の受胎

おまえと身体を重ねてみても
あぁ、虚しくなるばかり

一瞬の快楽が、それも、
原始的な欲求が満たされるのみ

肉体などまやかし!

常々から願っていた
おまえと精神を重ねて
この世にもっと高尚な奇跡を
起こしたいのだ

愛情が精神によって
起こるのであれば
どうか、愛情をこの期限付きの
呪われた肉体によってではなく
頭蓋骨にうずめく
シナプスの木霊によって
おまえを包み込みたい!

あぁ、気高き魂よ!
愛しいおまえの魂よ!

おまえの唇をこじ開けて
驚いた口内に
私のドロドロとした魂を
恍惚に浸された溜息混じりに
たっぷりと注ぎ込んで
おまえの魂にぶつけてやりたいね!

そして、是非ともそこでおまえを
孕ませてやりたいね!

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