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人新世とビットと私

人新世という言葉がある。

地球の歴史を地質レベルで区分することがあって、現在は新生代の第四紀、完新世にあたる。1万年前は更新世だった。あまり詳しくはないが、完新世とは沖積世と同義?らしく、川から流れた土砂などが、海で堆積してできた地層に由来するそうだ。また、更新世は洪積世、つまり洪水による堆積物でできた地層ということらしい。

専門家じゃないので、その辺は曖昧だが、まぁなんとなくわかる気がする。

それが、人間の活動の結果が地質にまで影響を与えた結果、ついに地層時代区分に人新世という名前が使われるようになるとかならないとか。正式に学術的に採用されているのかどうかは知らないが、少なくともそういう名前の書籍は出版されているし、一般レベルでは既に使われているようだ。

人新世。

人間の活動が地層なるとは。プラスチックゴミの堆積とか、建物を破壊したコンクリートの積み重なりとか、廃車になった自動車の塊とか、そういうことなのだろうか。

それはなかなか笑えない。

人新世。

家の中を見渡しても、
これは絶対に土に帰らないだろうなというものばかりだ。
このスマホにしても、
使い勝手が良すぎるスマホ用スタンド付きBluetoothキーボードにしても、
炭酸水のペットボトルにしても、
アンパンマンのジャングルジムにしても、
全部土には帰らないだろう。

6500万年もした頃には石油になっているのだろうか。

物理的な量としての分子の数は、
原則としては変化しないはずだから、全ての分子はこれからも地球上のどこかには存在し続ける。だから今我が家にある物の分子ももいつか地球上で全く別のものとして何かの一部になっているのは間違いない。

じゃあ今光に載って飛んでいる情報のビットは?全ての情報は0と1のビットに変換され、さらに電波の振動などに載せられて、地球上を駆け巡る。

僕がここで発したビットは6500万年後一体どこにいるのだろうか。138億年前のビックバンの名残と言われる電波が未だに宇宙空間を漂っているらしいが、このnoteの内容をのせた電波も138億年後宇宙空間をやっぱり漂っているのだろうか。

はぁ、壮大すぎて頭がついていかないし、人新世からも随分話が逸れてしまった。どっちにしても専門外すぎてかんがえるにはもっと勉強が必要だ。

ムッスメの髪の毛を拭くことにする。

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