DAY24. 選り抜くこと ♟️ 故郷のつくりかた
かわいいエッセイシリーズ第三弾
『 🌱 かわいい暮らしのレシピ 』へようこそ!
毎日、どんな場所で、だれといっしょに、なにを大切にしながら生きていこうかな。こんな時間が、わたしは好きだったのかも。生活のなかに、じぶんなりの「お気に入り」を見つけていくような、そんな「かわいい」暮らしのエッセイです。
街の中心部
日々の活動を、じぶんなりに愛でていく。二十四日目のテーマは「選り抜くこと」です。たくさんの選択肢があるなかで、じぶんにとって大切なものを選びとる。抜きだす。そんな、いかにも暮らしを左右しそうなテーマについて、すこし考えてみます。
きのうは祝日で、妻の両親も仕事がお休みだったので、みんなで街中へお出かけしてきました。いつもの車とちがうからベビーシートを載せ替えて、いざ出発です。最近娘はシートに乗るのがイヤみたいで、からだを浮かせて出ようとするんですけど、ずっと抱っこしたまま運転するわけにもいかず。冗談混じりに「ごめんね~、法的に義務づけられてるのよ~」とか言いながら、安全のために乗ってもらってます。おもちゃを渡したら一瞬そっちに意識が向くので、その隙にパパパっと笑。何日か続けたら慣れるらしいけど、ほんとかなぁ。でも、きのうは妻が見える位置にいたので、わりとすぐに受け入れておとなしく座ってました。街の中心部までは、車で二十分くらい。じぶんで運転しないときって、景色をゆっくり見れるのがうれしいんですよね。あんなお店できたんだ〜とか、すっごい木生えてるな〜みたいな発見もあったりして。なんにも考えずに窓から景色を見ていると、だんだんビルの数が増えていきました。
工事のクレーン
妻がコンタクトを作り直すのに処方せん?が必要だったみたいで、まずは札幌駅のビルに入ってる眼科へ。同じ階には、昨年リニューアルオープンした無印良品があります。最近、札幌は新幹線(二〇三〇年)の開業に向けて、いろんなところで再開発が進んでるんですよ。個人的にけっこうワクワクしてて。工事のクレーンを見つけては、キリンみたいだなぁとか言いながら気分高まってます。十七日目に『 手を入れること:暮らしの磨きかた 』っていうレシピが生まれましたけど、再開発って、街という大きな単位での「お手入れ」みたいな感じがしませんか。街の今後について、みんなでアレコレ考えるのって楽しそうだし、もっと気軽に語り合える場があるといいのになぁ。かわいい屋さんとしては、商店街とか、街のどこかに「かわいいエリア」をつくるっていう夢もあるんですけどね。それはまたべつの機会に笑。なんの話でしたっけ。そうそう、妻の用事がおわるまで無印良品で待つことになったんです。無印ってかわいい商品がいっぱいあるけど、どこまで「可愛さ」を意識してつくられてるんだろう。素材の良さを活かしたり、できるだけシンプルにすることが自然と可愛さを生むのかな。服、化粧品、文房具、どれも選び抜かれている感じがしますよね。いろんな国の食べものが並んでるのも着眼点すごいなぁと。卵・乳製品を使わないお菓子も売ってたし、家とか小屋までつくってたりするので、ものすごく視野の広い会社なんですよね。かわいい暮らしを考えるうえで、たくさんの重要なヒントをくれる存在です。
きょうのレシピ:故郷をつくる
いつも以上に、話がまとまりませんでした笑。けど、何気ない生活シーンにも街との関係が現れるというか、やっぱり暮らしの土台って「どんな場所に住んでるか」ですもんね。じぶんは生まれも育ちも札幌で(一年だけ東京に住んでました)、妻もずっと札幌です。娘もここで生まれたし、少なくともあと数年はこの街に住むんだろうなぁと。正直、特に強い愛着があるわけではないんですよ。でも、郊外と中心部を行き来しながら、娘はこれからこの街でどんな思い出をつくるんだろう?って考えたりもして。じぶんは気づいたら「札幌のひと」になっていたけど、娘が「どこのひと」になるかは、親(じぶんと妻)が決められるじゃないですか。それって、けっこう悩みどころというか、わりかし人生を左右しそうですよね笑。じぶんの親にも、いくつかの選択肢があったのかなぁ。これってたぶん、娘だけじゃなくじぶんの話でもあるんです。これから先、どんな街で暮らしたいかっていう。たとえば、もし毎日サーフィンがしたかったら、札幌という選択は出てこないわけで。そう考えると、そもそも日々どんなことを大切にしていきたいか、ってことが「故郷」の選択には関わっているんだなぁと。そんなことをおもいました。話はまとまってません笑。けど、これもだれかのヒントになればと、ひとつレシピに書き残しておきます。
24日目を終えて、残すところあと6日です! けっこう進んできましたね〜。この先、どんな展開を迎えるんでしょうか。それではまた明日!
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