DAY9. 寝かせること 🥖 タネの見つけかた
かわいいエッセイシリーズ第三弾
『 🌱 かわいい暮らしのレシピ 』へようこそ！
毎日、どんな場所で、だれといっしょに、なにを大切にしながら生きていこうかな。こんな時間が、わたしは好きだったのかも。生活のなかに、じぶんなりの「お気に入り」を見つけていくような、そんな「かわいい」暮らしのエッセイです。
お休みしようかな
日々の活動を、じぶんなりに愛でていく。連載九日目のテーマは「寝かせること」にしました。パンやお菓子をつくるときに、生地を「寝かせておく」とか言いますよね。あれの暮らし版というか、なにか作業を進めるときにも、ちょっと寝かせてみるのはどうだろう。そんな思いつきから、書いてみます。
きょうは、朝からあんまり強く書きたいという気持ちにならなくて、仕事もお休みだし、書くのはお休みしようかな〜とおもってました。家族とお出かけしたり、ほかにやりたいとおもってたことを楽しむ日にしようと。朝起きて、いつもならすぐに書きはじめるところですけど、お笑いの動画を見たり、いちごジャムトーストを作って食べたり、娘の朝寝タイムに寝かしつけをして。とにかく「書く」以外のことをやってたんですね。そのままお昼も近づいてきたので、妻と話した結果、きょうは車でお買いものへ行くことに。札幌の中心部よりすこし西側にある「円山（まるやま）」というエリアに、個性的なかわいいお店がたくさん集まってるんですよ。地図を見てなかったせいか、道をまちがえたりしながら笑。まずは定期的に通ってる、赤ちゃん用のスキンケアグッズを扱うお店へ向かいました。娘が生まれてからずっと使ってる、ボディソープや保湿クリームのお店です。スタッフさんも（娘の）顔を覚えてくれていて、行くたびに可愛がってくれるのが微笑ましくて笑。ちょっとしたアイドルになった気分で、満足そうな娘（十か月）。妻に抱っこされながら、最後はスタッフさんたちひとりひとりにハイタッチして、お店を出ました。
好きなように過ごしてみたら
そのまま近くの小さなセレクトショップで「マサラチャイの素（もと）」とか、普段は買わないような食料品を買ってみたりして笑。公園のベンチに座り、妻と娘が楽しそうに笑ってるところを写真に残しながら、いい休日だな〜とおもいました。その合間にも「書くこと」はずっと頭のすみっこにあったような気がします。けっきょく、家に帰ったのは夕方五時くらい。予定よりも長めの仮眠から目を覚まし、これを書いてるところです。一日中、好きなように過ごしてみたら、自然と書きたくなってたんですよね。書きたい気持ちの「素」みたいなものが生まれたってことかなぁ。シンプルに、ちょっと休憩が必要だったのかもしれないし、動いたことで、なにかしら流れや向きが変わったのかもしれません。毎朝エッセイを書くというのは「かわいい日課」のひとつなんですけど、きょうは起きてみたら、あんまりその気分じゃありませんでした。そこで（かわいい暮らしの実践も兼ねて）無理に書こうとはせず、でも一応「書くこと」は頭のどこかに置いたまま、好きなように時間を使ってみた。その存在を感じつつ、放っておいたわけですね。しばらくすると、散歩に出かけた野良猫がふらっともどってくるように、自然と書きたくなっていたんです。「気の向くままに」というルーレットをまわし続けていたら、ついに「書くこと」の順番がやってきた。そんなイメージかもしれません。
きょうのレシピ：タネを見つける
そんなわけで、きょうはめずらしく当日の様子をふりかえってみました。ほんとは一回お休みにして、明日から再開しようとおもったんですけどね笑。たぶん、朝の時点で無理に書こうとしていたら、こうはなっていなかったんじゃないかなぁ。パワフルに乗り切れちゃうひともいるとはおもうんですけど、じぶんは気の進まないことに全力を注げないタイプで。そんなひとには「寝かせる」という方法が味方になってくれそうです。きょうのレシピは、たぶん「タネの見つけかた」みたいな話かなぁと。種って、植物の根っこ・葉っぱ・花・果実、すべての素となるカプセルみたいな感じですよね。生活のなかにも、いろんなタネがあるんだろうなとおもって。それは、無理にひっぱり出すというよりも、意識しつつ放っておいたら自然と落ちてくるような。それを待つくらいで大丈夫なのかも。暮らしを可愛くするうえで「無理せず、好きなことを続けていく」っていうのは大事なことだとおもうので。タネを育てるときも焦らず、なりゆきを見守るようにして葉っぱの一枚一枚におどろきながら、生活していけるといいな。今回はそんなことを書き残しておきます。
9日目おわり！ 投稿するのを忘れて、気づいたら翌日になっちゃってました。これは寝かせるのとちがいますね笑。でもまぁ、好きなように書けたからオッケーということにします。みなさん、きょうはどんな一日でしたか？ それではまた明日お会いしましょう〜！
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