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オンラインで開催された大学院入試の話(入試当日編)

例年より1ヶ月ほど延期になり、感染予防対策として対面ではなくオンラインでの入試となりました。

これまでの入試とは異なる方法に戸惑うこともありましたが、無事にやり遂げました。来年の入試もどうなるかわからないですし、もし参考になれば幸いです!

私はNAISTを受験しましたのでそれについて記述していきます。

・これまでとの違相違点

例年と大きく変わったことは、数学の受験方法試験時間の縮小です。コロナウイルスの影響で試験の実施時期が延期され、受験方法の変更が通知されました。

まずは、数学の受験です。これまでの数学の試験は線形代数2問、解析学2問を事前に下見を行い、それぞれ1問ずつ計2問をホワイトボードを用いて解説を行いながら解いていくというものでした。下見の際に解く方針を軽く考えることができ、多少なりとも心の準備ができたと思います。

しかし!今年の受験では、事前の下見時間はなく線形代数1問、解析学1問が画面上に表示されすぐに解いていくというものでした。また、これまでと異なり問題の選択を行うことができなかったため、解けなかったらそこで止まってしまいオワル、という出題の難易度に運頼み笑

これまではホワイトボードに記述して説明しながら解いていた数学ですが、オンラインということで画用紙を用意し、マジックペンで書きながら説明していきました。

一緒に受験を志していた友人と共に画用紙に書きながら説明する練習を何度も行いました。文字の大きさ、文字の太さ、画面に映るようにどのように画用紙を持つか、などかなり入念にチェックを繰り返しました笑

ここまで数学に関して述べましたが、続いて受験時間の縮小に関してです。

数学に関しては下見時間10分間→0分、回答時間約12分間→10分間。面接時間が約12分間→10分間に縮小しました。「たった2分かよ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、2分もあれば数学はかなり解き進めることができますし、面接において2分間もあればそれだけ多くの質問が提示されます。

良くも悪くも試験時間の減少は受験生に多大な影響を与えました。

前回記事「オンライン開催された大学院入試の話(試験対策編)」にも記載しましたが、受験直前のTOEICが中止となり多くの受験生がかなりの影響を受けました。NAISTではTOEICに加えて、Duolingo English Test、TOEFL iBTのスコアも提出できるためTOEICのスコア以外の救済処置はありましたが、私は、

「いや、TOEICの勉強しかしてへんし、急に他の英語試験受けても実力ないから無理やん」

そう思っていました笑 もちろんそもそもの英語力が備わっていれば対策すれば点数を出せると思いますが、私ほどの凡人には無理だと思い、これまでに取得しているTOEICのスコアを提出することにしました。

ここでひとつ、アドバイス!!

「対策に早すぎることはない!余裕を持って行動!!」


・受験当日の過ごし方

まず、私はえげつなく緊張する人です。笑

この入試当日もしっかり緊張していました。朝起床してから、日課である軽いジョギングをしながら面接での応答練習をブツブツ言ってました。夕方15時頃からの試験でしたが、朝はずっとおなかが痛く、何度もトイレに駆け込んでいました。(みっともない笑)

朝ご飯はカレーうどんを食べ(どうでもいい情報)、お昼はなにものどを通りませんでしたが、緊張でやたら口だけ渇く。

お昼からは友人と何度も面接の練習を繰り返し、時間が訪れるのを待っていました。自宅では一人になれるように家族には外出してもらい、静寂な中、私の心臓の音だけが部屋中に響き渡る環境の中試験に臨みました。

・試験の内容

試験時間になり受付を済ませ、待機するよう言われ約20分ほど待機していました。何もしないこの時間が本当に長かったが、いざ試験となると緊張は完全に抜け、むしろリラックスし、集中力を高めていきました。

そして!数学を迎える。

大きな会議室に試験管が二人。

バン!と画面上に問題が2題出され、「え、線形の問題意味わからん。はじめてみる。。やば。。」

恐れていた事態がおきました。完全に手が止まる。

思考が停止したまま手だけが動き、とりあえず問題文を書いていました。問題文を冷静に解釈すると、次第に解法が思いつきなんとか解ききることができました。ここで約6~7分ほど使ってしまい、残り時間が短い中続いて解析学を解きはじめました。

「あれ?これ置換でいけるんじゃね?」積分の問題に対してのアプローチが一瞬で閃き、感覚としては約2分ほどで解くことができました。

数学の試験終了後、すぐに希望研究室の先生方と面接が始まりました。

体感は2分ほどでした笑 私の面接での内容は8~9割は提出した小論文についての質問でした。かなり掘り下げて聞かれたのでここの対策はかなり重要です!あとは、プログラミングの経験、学部時代の成績に関しても聞かれました。人によって面接内容は異なると思うので、臨機応変に対応できるようにしっかり対策をしておきましょう!

面接が終わった直後の感覚としては、「まぁ、悪くはなかったかな?」ぐらいの感じでした。面接に関しても詰まるところはなかったですし、数学も完答できたのでこれで落ちたらもうしゃーないなと割り切っていました。

それよりもやりきった感が強かったので、疲れた。しばらくゆっくり休みたい。そんな感じでした。


・結果発表の日

試験終了から1週間半後の朝10時、ネットにて合格発表がありました。

結果は無事、合格していました!!!

自分の受験番号を見つけたとき、本当に嬉しかった。

しかし、ここからが本当に大事だと思います。入学までにプログラミングに関しても英語に関してもしっかり力をつけていきたいと思います。入学後に新しい環境で飛躍できるように頑張っていきます!!

ここまでご覧いただき、ありがとうございます!

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