胸椎円背(猫背)-胸椎、頚部の鑑別・介入-
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皆さんこんにちは!!
【NAORU】というセラピスト向けのアプリを運営してる若林(@daiki9021)です!!
保有資格は鍼灸師&日本スポーツ協会公認のATです。(ちなみに現役の3年間で両方とったのでそこそこしっかりしてます)
今回は胸椎円背(猫背)に対する鑑別やアプローチ方法を全3回に分けて、お伝えしていきます。
臨床でも、姿勢不良に伴う頚部や上背部の症状、肩甲上腕関節の可動域制限など、目にすることも多いかと思います。
そして今回はその姿勢不良の中でも多い、胸椎円背や頭部前方位姿勢(Forward Head Posture:FHP)についてです。
☑胸椎や頚部にどのようにアプローチしていくか知りたい
☑上背部の症状(肩こり、頚背部痛)がなかなか取れない
☑介入の幅を広げてさらに成長したい
こんな人には必見の内容となっております。
それでは、前置きはこれぐらいにして早速本題へ行きましょう!
はじめに
姿勢不良=痛みではない。という意見がある一方で、
〇頭部前方位姿勢および胸椎後弯症と首の痛みとの相関
P. Nejati(2014)The Relationship of Forward Head Posture and Rounded Shoulders with Neck Pain in Iranian Office Workers.Medical Journal of the Islamic Republic of Iran
〇人間工学に基づく介入は頚部の不快感軽減に役立つ
K. Mekhora(2000)The effect of ergonomic intervention on discomfort in computer users with tension neck syndrome.International Journal of Industrial Ergonomics.26(3)367-379
など、姿勢と痛みの関連性が示唆される研究もいくつか散見されています。
全ての痛みが姿勢が原因というのは暴論ではありますが、
姿勢と痛みに関して深く観察する必要がありそうです。
今回のテーマである円背(猫背)に絞った場合、
円背に伴う、
高井逸史(2001).加齢による姿勢変化と姿勢制御.日本人類生理学会誌.Vol,6.No,2
が示唆されていたり、
Michael P Bullock(2005). Shoulder impingement: the effect of sitting posture on shoulder pain and range of motion.Manual Therapy.10(1):28-37
円背姿勢は肩関節の可動域制限の要因となる可能性が示唆されていたりと、
円背姿勢とその他、運動器疾患との関連性が考えられています。
胸郭
円背姿勢を語る上で外せない胸郭の解剖をさらっと復習しましょう。
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