キャンドルナイトかみのかわ(栃木県上三川町)
キャンドルナイトというイベントを上三川町でやると知ったのは
たまたまインスタでその告知を見掛けたからだ。
どうやら二回目の開催らしいが、私はそれを見るまで知らなかった。
宇都宮市大谷でクリスマスマーケットやキャンドルナイトをしていたのは知っていたが、上三川町でもやっていると知ってビックリした。
宇都宮市のキャンドルナイトの日は予定が入っていたり、仕事だった為
私は上三川町のキャンドルナイトに行こうと思った。
上三川町のキャンドルナイトで心配なことは駐車場だ。
上三川町のイベント時は大体役場や白鷺神社、いきいきプラザあたりしか駐車場がないのだが
あっという間に埋まりやすい。
栃木県のイベントは大抵が駐車場との戦いだ。
駐車場が満車になりやすいのが悩みだった。
キャンドルナイトでは役場といきいきプラザが指定駐車場になっていたが、イベント自体は午前中からやっていたので、駐車場は夜どれくらい空いているか未知数だった。
キャンドルナイトは16:00から行っており、19:00に終了という実に健全な夜イベントだった。
18:30からランタンを飛ばすらしいので、私は18:00くらいに現地着を目指した。
会場である上三川町役場に近づくと遠くで花火が上がっていた。
真岡市方面だ。
思いがけない冬の花火にテンションが上がる。
役場は人で溢れているのが見えた。
一縷の望みをかけ、いきいきプラザの駐車場を目指すと、駐車場内で軽い渋滞が起きていた。
誘導員がいなかったのだ。
まぁ18:00くらいに着いたんじゃ、駐車場空いてないよな、と思いつつちょっとずつ進むと
なんと駐車場がチラホラと空いていた。
実にラッキーだった。
私は18:00くらいに駐車できたのだが
私の後に来た人達はUターンしていた。
ほんの5分差が命運を分ける。これが栃木県のイベントあるあるだ。
いきいきプラザの木々は電球によりチカチカと光り
建物内ではクリスマスツリーがキレイだった。
私はトイレを済ませ、役場のキャンドルナイト会場へ向かった。
私がいきいきプラザの駐車場をまず目指したのはトイレが広く、キレイだからだ。
野外イベントに行く時は近場の室内トイレにまず寄ってから行くに限る。
役場駐車場の道はキャンドルの炎でチラチラと光を放っていた。
キラキラと光るゲートを通ると、巨大なキレイなツリーや顔出しパネル、写真スポットが近くにあった。
最近は上三川町は折り紙の街として売り出し中だが
キャンドルナイトでもしっかりアピールしていた。
役場駐車場には数多のキャンドルが並べられ、幻想的だった。
どうやら近隣の幼稚園や小学校の子どもらが絵を描いたものが飾られているらしい。
家族連れが子どもの描いたイラストを探していた。
何人かの人達はぷかぷかと浮かぶランタンを持っていた。
会場内ではクリスマスソングがBGMで流れていたが、その合間にアナウンスでランタンを取りに来てほしいと話していた。
ランタンには企業名や個人名が書かれており、お金を出した人ができるようだった。
会場にはたくさんのキャンドルとたくさんの人で溢れていた。
普段人があまりいない街なので、花火大会だとかひまわり祭りだとかの時と同様、キャンドルナイトの時も実は街にこんなに人がいたのかと心底驚く。
いくつかあるキッチンカーは長蛇の列で、それぞれ30人以上並んでいた。
ひかる綿あめやおだんご等様々なものが売っていた。
また、ハンドメイドショップや自衛隊エリアもあった。
クリスマスにちなんだものが売られていた。
会場中央部にはカラフルなキャンドルのツリーがいくつもあり、幻想的でキレイだった。
会場は狭く、飲食物さえ買わなければ写真を撮ったりしても30分もかからなかった。
多分18:00くらいに私が駐車できたのも、入れ替わりで帰る人がいたからだろう。
ダウンを着て手袋をつけていたが、やはり冬の夜イベントはなかなかに寒い。あまり長居はできない。
18:30になり、ランタンを飛ばす時間になった。
ランタンを持った人達が集まってきた。
合図と共に夜空にランタンは飛ばされた。
紐?糸?がついている為
風向きによってバァーッと飛ぶことはなく
浮かぶような漂うようなランタンもあったが
夜空に飛ばされたランタンはキレイだった。
私は見上げたり、写真を撮って楽しんだ。
ランタンは上げっぱなしなのか、一回手元に回収していいのか分からず
しばらく時間が経った後は戸惑う人の姿もあった。
確かに、ランタン飛ばしからイベント終了までは30分ある。
ランタンは飛ばすより見る方が性に合っている気がした。
私は夜空をしばらく眺め
会場を後にした。
駐車場に向かう道中もぷかぷかと浮かぶランタンは見えた。遠くから見える景色もまたキレイだ。
駐車場はまさかの渋滞だった。
なんと、今からイベントに来た人の渋滞だ。
イベント終了15分前に人が来るとは。
私はサッサと出発し、駐車場を空けた。さぁ駐車してくだされ、と心の中で呟いた。
ランタンを見終わった私のように、帰りのラッシュに巻き込まれないように早めに帰る人もいた。
帰りはスムーズだった。
もっと役場付近の道は渋滞かと思っていたが
行きも帰りもいきいきプラザの駐車場内で軽い渋滞くらいしかなく、行きに関しても5分くらいの待ち時間だったのでよかった。
キャンドルナイト後、新聞にはイベントの件は載っていなかったし、SNSにもあまり載せている人はいなかった。
いい穴場イベントだった。
宇都宮市のキャンドルナイトはこうはいかなかっただろう。
また機会があれば行きたい。
余談だが、キャンドルナイトに向かう途中、宇都宮市西川田の住宅展示場のイルミネーションにも寄ってきた。
毎年冬はこの住宅展示場がキラキラしている。
栃木街道を通る時はキラキラと私を癒やしてくれる。
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