#エッセイ 一切やる予定のない舞台

一切やる予定のない将棋舞台のことを考えているのが楽しい。
第1回公演「雁木対矢倉~兄弟じゃなかったら親友になれたのに~」
出来の悪い兄と優秀な弟が運命に翻弄され戦うことになるんでしょう
どっちが勝っても悲しい結末ですね

金は、日々剣術の稽古を重ね、銀は歓楽街のボス、桂馬は弟と農作業
香車は山で陶芸作り

飛車は人間より強く賢い犬
角行は人間より強く賢い猫 

なんとなく浮かんでいるキャラ設定。

歩をどうするか迷います。
将棋の格言で「金底の歩、岩より固し」というのがありまして
それを舞台でやると
王将を守る金 絶対絶命大ピンチの時に、弱いと言われていた歩が
金の下について、二人で敵を追っ払う
歩は無我夢中で戦っていて、戦い終わっても気が付かない
そこに、金が頭を撫でて「助かった」
歩は憧れてて、話すことさえ出来なかった金にそういわれ感激

そんなシーンは思い浮かぶのですが、
歩は数が多く、それぞれにキャラクターをつけるか 全部一緒にするか
歩は小隊にするのか? この辺がわかりません。

舞台の最後は、プロの先生でも読むのに10秒くらいはかかる
長手数の詰みを王将が叫ぶ その叫びの先で殺陣が行われて
最後、相手の王将が崩れ落ちで おしまい

そんなイメージです。

殺陣の元となる棋譜をどうするか?という問題もあります。
個人的は、棋譜のレベルはルール守ってればくらいで
それよりも物語に厚みの方をと。
ただ、万が一プロの方が観劇された時に、棋譜の甘さで
物語が入ってこないんではないか? 
それは避けたいのです。 
棋譜は途中途中出てくるくらいでいいのかもしれませんね

駒を取ったり取られたりして、
再活用できるとうのが将棋の面白さの1つです。
そこも舞台にすると難しいですね。
相手の駒を取って、再活用する時は
「お前と一緒に戦いたかったぜ」的な台詞で胸熱です。

取られた駒が攻めてくることもあります
戦の前に喧嘩をしていた金と銀が実際に戦うことになるなど 
いいですね

問題は心情ですね。
人間同士だと、なんで戦わなきゃいけないんだろうとなります
一方をゾンビか完全な悪として 
取られたら催眠にかけられるとか、取ったら催眠が解けるとか
そういう設定が必要になりますね

将棋というのは対局者同士で美しい棋譜を作り上げることだと
聞いたこともありますので
勝負の先にあるものを目指すみたいな感じでしょうか?
その先を目指すから、あれほど厳しい戦いを出来るんでしょうね。
とても素敵な行為なので
完全な悪にするとズレてしまうのが懸念です

ポツリポツリと良いシーンは浮かぶんですが
根幹は難解そうですね 

書く資格があるのかというのが大きい問題ですね。

自分が誇れる将棋の実績は
偉大な先生が最多勝達成した時に、
お昼ご飯で、あるお店ののハンバーグ弁当を注文していて
それを食べに食べにいったくらいです
結果
その日は、ハンバーグはお弁当用で、お店では食べられずでしたし

これが実績なんですから、棋力なんて言うまでもないです

なんか、これを書いているのも失礼な気がしてきております。
ニワカがはしゃいでいる感じもして恥ずかしいです。
そういう想いもありますが、楽しいので
しっかりしたものを作っていこうと思います。


一切やる予定はないですが、進捗あったらご報告させて頂きます。

#エッセイ #将棋


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