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ジンボウ町の人々公演 稽古記4

3月7日 無限大ドームⅠ ①13時 ②18時 
ジンボウ町の人々公演「恋 それぞれ・令」

演出 成島秀和(こゆび侍)

脚本 冨田雄大

出演 押見(犬の心)、ランパンプス、綾野アリス、川端(コロウカン)
   久川みみ子、オコチャ

寂しげな祝日の中でも稽古は行われました。
全体の照明や音楽のイメージ、小道具などが、全員に伝わったところで
今一度、台本の本読み。
1ページ1ページずつ区切り、1言1言に演出がつく
例えば「この言葉は、もう少し怒りを滲ませて、次の言葉で悲しさを」
こんな感じで言いながら、登場人物の心境の変化を繊細に表現しようと

成島さんが読みこんでいて
演者さんも理解しているが故に成立するやり取り。

どちらかが、そうでなかったら仲悪くなってお仕舞の繊細な作業。
これを全ページやる。
自分は台詞多くはないが、とても疲れた。
繊細な作業による心の疲れですかね。

それを、当たり前のようにやる演者の皆さん。

繊細な作業を丁寧に行えば、どんなものだって見違える。
先週の稽古で、良い感じなるなと思っていたけど、
まだまだ伸びる。 まだまだ伸びる。

先週まで隠れていた台詞たちが、輝き面白くなる。
自分で書いた物語を進めるための言葉が、活き活きしている。
その台詞を甘くみていた自分が情けなく。
その台詞に謝りたくなる。
その台詞を輝かしてくれた演出家と演者さんに感謝。

あなた(台詞)面白かったのね~ 
声がよい演者さんということもあり、トーンで一変しますね。

トーンで笑って、トーンでジーンとして
書いているし、何回も稽古しているので、話を知っているのに
そうなる不思議 それがトーンですね。

見に来る方は、トーンにご注目いただけると、より楽しめるかと

そして、各々が足している楽しい箇所も、稽古を長い事しているので
血肉が通っています。

血肉が通っていると、とても自然で、違和感が全くなく楽しい。

昨日で、脚本が演出と演者のもの完全になった感じというか
脚本もそちらといる方が楽しそうだ。
なによりですね。
この脚本の可能性を一番低く見ていたのは自分だったということですね。
思ってもなかった事実です。
大切なことはいつだって、周りの人の真剣さが教えてくれます。
楽しくて、ありがたい時間。

堪らない押見さんを、想像以上のランパンプスを
心に届くアリスさんを、面白いみみ子を、熱量ある川端さんを
楽しんでいる自分を 

そんなものをお見せできると思っております。

気になる方は、一度だけお時間とお金を使っていただけたら
何卒、よろしくお願い致します。

#エッセイ #日記 #舞台  


 


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