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できた!

今日は子どもと公園へ自転車の練習に行った。まずは引き続き、ゆるやかな坂道を下る練習。ペダルは漕がずに、バランスをとって倒れずに進めるようにする。坂道を下り終えたら、僕が後ろから自転車を支えながら、今度はペダルを漕ぐ練習をしながらもどる。それをくりかえす。しかし、何回かやったらさっそく「バドミントンがやりたい!」とのことで中断。自転車の練習は、あいかわらずあまり楽しくないようだ。

しばらくしたら、めずらしく「自転車に乗りたい!」とのことで再開。何度かやったあと、坂道のスタート地点からペダルを漕いでもらい、途中で自分が手を離す、という自走に思い切ってチャレンジ。倒れちゃうかなあとドキドキしながら、そっと手を離す。すると・・・ あれ、乗れている! 子どもも後ろではなく隣りにいる僕を確認し、シャリシャリと漕いでいる自分に、瞬間的に驚いている。途端に目を見開いて、ワクワクした顔になった。こんな表情は見たことない。自分自身への驚きと喜びなんだなあ。

その後はもう、すっかり自走する楽しさにハマってしまってようで、何度も何度も坂道から挑戦した。ときどき派手に転ぶけれど、確実に上達している。

ジャグリングをやっているのである程度わかっているつもりでいたけど、何かができた瞬間っていうのは、あんな表情になるくらいうれしいのだ。まだすべてが新鮮な子どもにとっての、できた! の瞬間の表情が見られることは、とても幸せなことだ。

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