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それぞれの鍛錬

今日は雨なのでゆっくりしながら、夕方に子どもの誕生日プレゼントを買いに行ったりした。

夜、家族で過ごしながら横目でオリンピックの閉会式を見ていたら、ジャグリングが! ハチロウさん、ゆうりくん、森田くんだった。すごい舞台だ。シーンの最後はパフォーマーみんなでボールを投げ上げる感じで、Twitterで見かけたけど、確かに、ビッグトスアップ感もあった。

東京オリンピックについては、正直、残念だったなという思いがある。開催が決まったときからいろいろ言われていたけれど、僕は割と子どものように楽しみにしていた。自動運転の車が会場周辺を走るとか、東京の街が一気に英語対応になるとか、VRで家で楽しめるとか、なんだかんだ、すこしでも日本が前に進む、進まざるを得ない、きっかけになるんじゃないかと思っていた。実際はコロナで、開催するだけで精一杯だった印象だ。むしろ日本の古い部分が、浮き彫りになるだけなって終わってしまったという感じもする。

でも最後にジャグラーが見られて、これまたシンプルに、うれしかった。自分はオリンピックにはまったく関わっていないけども、関わりのある人がイキイキと活躍しているのが見られる、それだけでうれしい。文化というのはこういうものなんだなあとも感じた。それぞれの個人がそれぞれの鍛錬を重ねることで、じわじわと、人目に触れるような波になっていく。

大事なのは何かに期待をせずに自分でやることだ。これまでのことも、今日のことも忘れて、明日からまた自分のジャグリングを静かに深めていこうと思った。

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