人生で二回、私に起きたBitter Sweet Symphonyなひと時
こないだのフジロックの配信楽しかった。偶然、音楽がきっかけて知り合った友達と一緒にいたので、あーだこーだビールを飲みながら鑑賞した。
その時、友達が「そういえば、アーバンヒムスのジャケの公園行ったわ」と言い出した。私もそういうの好き。だからいいな〜と返したんだけど…
名作Urban Hymnsのジャケ。そこら辺でもわからないような…。
それはいいとして。
さらに、これを思い出した。
サマソニで観たヴァーヴのライブ。2008年、12年前の8月。
ヴァーヴはアルバムが売れた時には来日してなくて、バンドとしてはこれが日本初公演だったんだよね。だから、お客の興奮がすごくてすごくて。全曲イントロが流れる度に感動のうめき声が当時の千葉マリンにこだました。
イントロ始まってからドラムが入るまでのお客の手がすごいでしょ?自殺の名所の断崖絶壁で海から突き出てる無数の手みたいな感じ。これを見て、リチャードがうんうんして、タバコをどこかにやって、猪木のダーみたいなポーズしてエアヴァイオリンしてヤンキー座りして歌が始まる。日本人のヘンテコな英語の合唱も始まる。
この曲、ノリやすいからね。超名曲、最高だった。
それより前に、印象的なシチュエーションでビタースウィートシンフォニーを聞いたことがあった。
ニューヨークのマンハッタンの午後、ミッドタウン付近の混んでる道路。エンジン音もクラクションも人の大声もギャーギャーうるさい中で、一台のオープンカーがこのイギリスバンドの曲を大音量でかけていたの。
私はもう天使が舞ってるみたいに感じたね。ビルも道路もオレンジっぽい色に染まってて、光もいっぱい。『フランダースの犬』でネロが見たルーベンスみたいな感じ。
こんなだからか、いつ何度聞いてもまったく色褪せる感じがしない。90年代の終わりに生まれて、10年経って聴いて、現在さらに10年が経った。次の10年、20年もきっと余裕で名曲として聴かれていくんだろうな。
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